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X(Twitter)の認証バッジ(公式マーク)といえば、企業や著名人などのX(Twitter)アカウントに付いているイメージが強かったのではないでしょうか。
それもそのはず、従来はX(Twitter)が一定の要件に基づいて、著名で信頼できるアカウントにその証明として青いチェックマークを付けていたのです。
しかし、2023年4月にこのチェックマークの意味が大きく変わりました。
本記事では、そんなX(Twitter)の認証バッジ(公式マーク)の新たな意味や申請方法、注意点などを徹底解説しますので、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
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Twitter から X (Twitter) の変更点 認証バッジや名称の違い、APIのプランに関する情報をまとめました。X (Twitter)運用を行う上で知っておくべき情報が凝縮されています。
目次
- X(Twitter)認証バッジ(公式マーク)とは
- 「認証を受ける」というボタンの追加
- X(Twitter)認証バッジ(公式マーク)の種類
- X認証バッジ(公式マーク)の取得条件
- X認証バッジ(公式マーク)にかかる費用
- X(Twitter)認証バッジ(公式マーク)のメリット
- X認証バッジのデメリット
- 認証バッジが外れる可能性とその要因
- 企業はX(Twitter)認証バッジ(公式マーク)の所有は必須か?
- X(Twitter)認証バッジ(Verified Organizations)の申請方法
- X認証バッジの解約・非表示設定方法
- X(Twitter)認証バッジ(公式マーク)アカウント運用の注意点
- 即時抽選キャンペーン(インスタントウィンキャンペーン)はできるのか?
- X 認証バッジについてよくある質問
- まとめ
X(Twitter)認証バッジ(公式マーク)とは
X(Twitter)の認証バッジ(公式マーク)の現在の意味付けは以下の2点と発表されています。
- 対象のアカウントが、Xプレミアムのアクティブなサブスクリプションを保有しており、所定の資格基準を満たしていること
- 過去の認証の条件(著名で信頼に値するアクティブなアカウントであること)を満たし、認証を受けていたアカウントは、Xプレミアムにサブスクライブしない限り、青いチェックマークを保持できなくなった
引用: X(Twitter) ヘルプセンター X(Twitter)で青いチェックマークを獲得する方法
X(Twitter)公式マーク/認証バッジ制度の変遷
これまでX(Twitter)公式マーク/認証バッジ制度は様々な変遷がありました。
本章では簡単に時系列でまとめています。
2022年12月 新たなX認証制度が開始
X社は2022年12月に、従来の認証制度を廃止し、サブスクリプション型の「X Premium」制度を導入。これにより、月額8ドル(iOSでは11ドル)を支払うことで、青い認証マークを取得できるようになりました。
また、アカウントの種類に応じて認証マークの色も変更され、企業アカウントには金色、政府機関にはグレーのバッジが適用されることになりました。
このX Premiumは一度なりすまし問題などにより停止された経緯があり、その後再開時には以下のような新条件が加えられました。
- アカウント作成から90日以上経過
- 電話番号の認証済み
- 表示名やプロフィール画像の最近の変更がない
- 詐称的行為への関与がない
2023年1月11日 日本でもX Premiumの登録が開始
2023年1月、X Premiumの登録受付が日本国内でも一部ユーザーに解禁され、大きな話題を集めました。多くの一般ユーザーが青いバッジ付きのアカウントとしてタイムラインに現れるようになります。
2023年3月23日 「Verified Organizations」申請受付スタート
同年3月、法人アカウント向けの金色・グレーの認証バッジ「Verified Organizations」の申請受付が始まりました(ウェイティングリスト形式)。料金体系は以下の通りです。
- 月額13万5,000円
- 関連アカウント追加:1名あたり月額8,000円
2023年3月28日 「おすすめ」欄には認証アカウントのみ表示へ
イーロン・マスク氏は、Xの「For You(おすすめ)」タブには、青・金・グレーいずれかのバッジが付いた認証済みアカウントのみが表示される仕様にすると明言しました。
2023年4月1日 青色バッジの従来認証を削除へ
この日、X社は旧認証制度による青色バッジの取り外しを開始し、有料版X Premiumへの移行を促しました。また、「Verified Organizations」の正式な申請も同時にスタートしました。
2023年4月21日 従来の青バッジを正式に撤廃
旧ポリシーに基づく青色バッジはすべて削除され、多くの企業や著名人アカウントからも公式マークが消えました。
ただしその直後、非加入者であっても青いバッジが再付与された例が多数確認されており、X社の内部判断基準(例:フォロワー100万人以上か否か)によるものと推測されていますが、詳細は未発表です。
2023年8月5日 「Twitter Blue」から「X Premium」へ改称
イーロン・マスク氏の投稿により、「Twitter Blue」の名称が正式に「X Premium」に変更されました。これに伴い、公式アカウント名も「Premium」に改称されています。
2023年10月28日 X Premiumに新プランが登場
X Premiumには新たに以下の料金プランが導入され、3段階の選択が可能になりました。
- ベーシック:月額368円(バッジなし)
- プレミアム:月額980円(従来プラン)
- プレミアムプラス:月額1,960円
ベーシックプランには認証バッジは付与されません。
2024年1月3日 Verified Organizationsにもベーシックプランが登場
法人向けの金色バッジ「Verified Organizations」についても、月額3万円で取得できる「ベーシックプラン」が追加されました。従来の13万5,000円のプランは「フルアクセスプラン」として区分されるようになっています。
これらのように、X社は認証制度を段階的に再構築し、複数の料金・機能プランを展開しています。特に、認証バッジの有無が施策の実行可否に関わるケースもあるため、企業アカウントを運用する上では、自社の方針と照らし合わせながら、最適なプランを検討することが求められます。

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「認証を受ける」というボタンの追加
2024年から、Xのプロフィールページの名前横に「認証を受ける」ボタンが設置されました(2025年4月現在)。

このボタンをクリックすると、以下の画像のようにXプレミアムの登録画面に遷移移し、月額料金の支払いと本人確認手続きに進みます。

プロフィール画面の「認証を受けるボタン」は、押しただけでは登録完了となりませんので、安心してください。
X(Twitter)認証バッジ(公式マーク)の種類
従来のX(Twitter)の認証バッジ(公式マーク)は青いチェックマークのみでしたが、仕様変更後は3種類に増えました。
- Xプレミアム(青バッジ)
- Verified Organizations(金バッジ)
- Verified Organizations(灰色バッジ)
ここからは、種類ごとの特徴についてご紹介します。
X(Twitter) Blue(青バッジ)とは
従来のサブスクリプションサービス「Twitter Blue」は、「Xプレミアム」へと名称が変更されました。
料金プランは、「ベーシック」「プレミアム」「Xプレミアムプラス」の3種類で、要件を満たすことで青バッジが付与されます。
特徴
・長文ポスト(全角:1.25万文字 半角:2.5万文字)
・テキストの書式変更(太文字や斜体)
・長尺動画のアップロード(最大で3時間まで、ファイルサイズが8GBまでの動画(1080p)
など
なお、各プランの詳細や機能に関しては、こちらをご参照ください。
Verified Organizations(金バッジ)とは
Verified Organizations(金バッジ)は、X(Twitter)から公式に認証された事業者であることを示しています。
つまり、企業向けのバッジということになります。
「Xプレミアム」と同様に、有料のサブスクリプションサービスになっています。Verified Organizationsは、以下の要件を満たすことで加入することができます。詳細はこちらをご覧ください。
特徴
・関連アカウントを指定し、バッジとロゴを付与することができる(フルアクセスのみ)
・プレミアムサポート(何か困った際のX (Twitter) 社からの迅速なサポートとエスカレーション)を受けることができる
Verified Organizations(フルアクセス)は、自動返信を伴うインスタントウィンキャンペーンを行う際に必要で、主アカウントとその関連アカウントを紐付けることができる
主アカウントとその関連アカウントを紐付けることができることについて、次の章で詳細をご説明します。
主アカウントと関連アカウントの紐付け
Verified Organizationsに登録している企業アカウントは、関連する個人、企業、ブランドを自分のアカウントにいくつでもリンクさせることができます。

上記のように、プロフィールの「関連アカウント」のタブをタップすると、主アカウントに紐づけられている「関連アカウント」の一覧を見ることができます。

また、関連アカウントとして紐づけられたアカウントは、ゴールドバッジの隣に主アカウントのアイコンがつきます。
主アカウントと関連アカウントの紐付けのメリット
関連アカウントを紐づけることで、以下のメリットが考えられます。詳細を次の章でご説明いたします。
- ブランド認知につながる
- 関連アカウントは、主アカウントより低価格でVerified Organizationsに加入できる
ブランド認知につながる
例えば、A社が企業アカウントとそのブランドごとにアカウントを持っており、ユーザーが企業アカウントだけをフォローしている場合を想定してみてください。
ユーザーはプロフィールから「関連アカウント」を見たとき、“このブランドはA社が展開していたんだ” といった気づきに繋がります。
さらに関連アカウントをタップして、ユーザーが関連アカウントに興味を持てば、フォローに至る可能性もあります。
関連アカウントを紐づけることで、ブランド認知拡大や新規フォローのきっかけとなるのです。
関連アカウントは、主アカウントより低価格でVerified Organizationsに加入できる
Verified Organizations(金バッジ)への加入は、主アカウントと関連アカウントで費用が異なります。
主アカウントが月額135,000円なのに対して、関連アカウントは月額8,000円と低価格で加入することができます。
そのため、主アカウントと関連アカウントを持っている場合は、アカウントごとでVerified Organizationsへ加入するのではなく、主アカウントに関連アカウントを紐付けた方が費用をおさえることができます。
無償でゴールドバッジが付与されているアカウントに関しての注意点
特定の期間内で一定の広告出稿額を出稿していない場合にゴールドバッジが剥奪されてしまう可能性があります。
ただ、この条件に関しては今後変更になる可能性があるとされています。
そのため、確実にゴールドバッジを維持したい場合は、Verified Organizationsへの加入を検討するのが良いでしょう。
Verified Organizations(灰色バッジ)とは
Verified Organizations(灰色バッジ)は、政府機関や多国間機関、またはその関係者のアカウントであることを意味しています。
対象アカウントが政府機関や多国間機関の場合に、X(Twitter)認証済み組織サブスクリプションに加入することで、灰色のバッジが付与されます。
X認証バッジ(公式マーク)の取得条件
各認証バッジの取得条件について説明します。
X (Twitter) Blue(青バッジ)の取得条件
Xプレミアム(青バッジ)に加入できる条件は以下です。
- プロフィールの情報に不備がないこと
- アクティブに利用されていること(過去30日間アクティブである必要がある)
- セキュリティが確保されていること(アカウント作成後90日以上が経過していて、登録されている電話番号が認証済みであること)
その他の要件についてはこちらをご覧ください。
Verified Organizations(金バッジ)の取得条件
Verified Organizations(金バッジ)に加入できる条件は以下です。
以下を提供できる
- X (Twitter) アカウント
- 組織のメールアドレス
- 現在のウェブサイトドメインを登録の際に提供する
※その他の詳細情報を提供するよう求められる場合がある
詳細はこちらをご覧ください。
Verified Organizations(灰色バッジ)の取得条件
Verified Organizations(灰色バッジ)に加入できる条件は、金バッジの取得条件に加えて以下が必要です。
政府機関の場合、政府機関の公式メールアドレス(ドメインが「.gov」などのメールアドレス)を入力する必要がある
※その他の詳細情報を提供するよう求められる場合がある
詳細はこちらをご覧ください。
X認証バッジ(公式マーク)にかかる費用
各認証バッジにかかる費用を表にまとめました。(2025年9月19日更新)
種類 | プラン名 | 月額料金 | 年額料金 |
青バッジ | Xプレミアム(ベーシック) | 368円 | 3,916円 |
青バッジ | Xプレミアム(プレミアム) | 980円 | 10,280円 |
青バッジ | Xプレミアム(プレミアムプラス) | 6,080円 | 60,040円 |
金・灰色バッジ | ベーシックレベル | 30,000円($200) | 302,400円($2,000) |
金・灰色バッジ | フルアクセスレベル | 135,000円($1,000) | 1,350,000($10,000) |
参考:X (Twitter) for Business「価格」「X (Twitter) 認証済み組織について」
X認証バッジの支払い方法
X認証バッジは、個人向けの「X Premium」および法人向けの「Verified Organizations」によって料金体系が異なります。
個人向けのX Premiumは、Web・iOS・Androidの各プラットフォーム経由でサブスクリプション購入が可能です。価格は利用するデバイスによって異なり、もっとも安価なのはWeb版です。これは、モバイルアプリ経由ではAppleやGoogleのストア手数料が加算されるためです。
また、法人向けの「Verified Organizations」では、通常のクレジットカード決済のほか、複数の関連アカウントを一括管理する大口契約などの場合には「請求書払い(インボイス)」にも対応しています。
X認証バッジ取得後の収益化について
X認証バッジの取得は、単なる信用性の担保にとどまらず、「収益化の条件」としても大きな意味を持ちます。
まず、Xが提供する「広告収益分配プログラム(Creator Ads Revenue Sharing)」に参加するには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
- 有料プラン(X PremiumまたはVerified Organizations)に加入していること
- フォロワー数500人以上(かつVerified)
- 直近3か月間のオーガニックインプレッションが合計500万回以上
- Stripeアカウントを連携済みで、対象国に居住していること
この収益化では、表示された広告への「エンゲージメント」が収益に反映されますが、対象となるのは主に「認証済みユーザーからの反応」のみとされているため、バッジの有無は大きな影響を及ぼします。
X(Twitter)認証バッジ(公式マーク)のメリット
ここからはX(Twitter)アカウントの企業利用における、バッジを取得することのメリットをご紹介します。
ユーザーからの信頼構築効果とフォロワー増加への影響
認証バッジが付与されたアカウントは、第三者によって「正規の情報発信者」と認められている証拠となり、ユーザーに対して強い信頼感を与えます。
その結果、プロフィール訪問時のフォロー率や投稿へのエンゲージメント率が高まりやすくなります。特に、初見ユーザーや既存フォロワー以外からのアクション獲得に効果があり、企業の発信力向上にも繋がります。
また、Xのアルゴリズム上も、認証済みアカウントは「おすすめ」タブ(For You)などで優遇されやすく、自然検索流入を高める間接的効果も期待できます。
なりすまし対策ができる
従来は、企業や著名人のなりすましアカウントが多発していました。なりすましアカウントは、プロフィールやアイコンも全く同じように作られることもあり、ユーザーは公式アカウントとの判別がつきにくく、誤ってフォローをしてしまうことがありました。
しかし、認証バッジ(公式マーク)の仕様が変わったことで、Verified Organizationsにおいては公式であることを証明したアカウントにしか付与されなくなりました。
さらに、Xプレミアムでは、2要素認証によるログインを設定することが可能なため、なりすまし対策として強固なセキュリティを維持できるようになりました。
なりすましアカウントが仮に発生してしまったとしても、ユーザーは認証バッジ(公式マーク)を見て判断できるため、誤ってフォローをしてしまうことを防ぐことに繋がります。
広告出稿ができる
認証アカウント(課金してバッジを取得)にすることで、X(Twitter)@ハンドルからの広告を出稿することができます。
裏を返せば、認証バッジ(公式マーク)を取得しないと広告配信ができなくなってしまったのです。
例えば、広告を配信して、プロモーション活動を行いたい企業は、認証バッジ(公式マーク)の取得が必須事項となったのです。
Xプレミアムに加入しておらず、未認証の企業アカウントでは広告配信ができないため、注意しましょう。
投稿が上位表示される
2023年3月、Elon Musk氏は「4 月 15 日以降、認証済みアカウントのみが For You のおすすめに表示されるようになる」とポストしました。
おすすめに表示されれば、フォロワー外のユーザーにも投稿を届けることができます。つまり、より多くのユーザーに情報を届けられるようになるのです。
一人でも多くの人に情報を届けたいマーケティングにおいて、この点は非常に大きなメリットと言えるでしょう。さらに、露出の機会が増えることで、新規フォロワーの獲得も期待できます。
X認証バッジのデメリット
X (Twitter) の認証バッジは、アカウントの信頼性や露出度を高める有効な手段ですが、必ずしもすべてのユーザーや企業にとってメリットばかりとは限りません。
導入を検討する際には、あらかじめ知っておくべき注意点やデメリットも理解しておく必要があります。
ここでは、X認証バッジに関する主なデメリットを解説します。
月額料金が発生する
X認証バッジを取得するには、いずれかの有料プランに加入する必要があり、継続的な月額費用が発生する点が最大のデメリットと言えるでしょう。
個人向けの「Xプレミアム」でも最低368円から、バッジ付きのプレミアム以上では月額980円以上が必要です。法人向けの金バッジの場合は、高額な費用がかかります。
このように、情報発信の信頼性を高めるために一定のコストを継続して負担する必要があるため、費用対効果を踏まえたうえでの導入判断が求められます。
Xプレミアムが必ずしも信頼性を保証するわけではない
かつては、Xプレミアムは“本物の著名人・企業”を証明するものでした。しかし現在のX (Twitter) では、サブスクリプションに加入すれば簡単に青バッジが付与される仕組みになっており、誰でも取得できるようになっています。
そのため、青バッジが付いているからといって、必ずしも「信頼できる情報発信元」であるとは限りません。
企業にとっても、「認証バッジを取得=信頼が完全に担保される」と誤認されないよう、日々の投稿内容やアカウント運用の丁寧さによって信頼を築く姿勢が必要となります。
認証バッジが外れる可能性とその要因
X(旧Twitter)の認証バッジは、一度付与されたからといって永続的に保証されるものではありません。運用中の行動や設定変更によって、バッジが自動的に取り消されるケースがあります。特に以下のような要因には注意が必要です。
区分 | 内容 | 対応策 |
アカウント情報の変更 | 表示名・プロフィール画像・自己紹介などを頻繁に変更すると、審査対象に | 認証直後の変更は避け、安定運用を心がける |
不審な挙動・規約違反 | スパム投稿、なりすまし、通報の集中などがあるとバッジが剥奪される可能性 | 規約を遵守し、透明性のある運用を徹底 |
サブスク解約・決済失敗 | PremiumやVerified Orgを解約、または支払いエラーが続いた場合 | 支払い方法を事前に確認・更新しておく |
ポリシー変更 | X側の方針変更により、取得条件が変わることがある | 公式アナウンスを定期的にチェック |
企業はX(Twitter)認証バッジ(公式マーク)の所有は必須か?
結論、必須ではないです。ただ、認証バッジ(公式マーク)を所有しないことで以下のデメリットがあります。
認証バッジ(公式マーク)を所有しないことのデメリット
- 未認証バッジはX@ハンドルからの広告配信ができない
- ポストのおすすめ表示がされにくい
どのように X(Twitter)運用を行っていきたいかに合わせて、認証バッジ(公式マーク)の取得の有無を検討するようにしましょう。
X(Twitter)認証バッジ(Verified Organizations)の申請方法
1 対称アカウントにログインをした状態でこちらの申請ページをクリック
2 以下のフォームに情報を入力

3 お支払い情報から、クレジットカードの情報を登録し、申し込みボタンをクリック
※この時点で決済が完了しますのでご注意ください。
4 審査開始(目安:即日〜2週間程度)
5 申請が承認されると、自動的に認証バッチがプロフィールに表示されます。
アカウントが組織と見なされなかった場合、支払い済みの料金は返金されない
上記の内容が公式ヘルプセンターに記載されているため、フォーム申請時は間違いのないよう慎重に入力するようにしましょう。
個人のアカウントは認証済み組織の認可の対象ではありません。認証済み組織に登録したアカウントが組織のアカウントでない場合、お支払い済みの料金は返金されません。
X認証バッジの解約・非表示設定方法
X(旧Twitter)の認証バッジは、一度取得してもユーザー自身の判断でサブスクリプションの解約やバッジの非表示設定を行うことが可能です。ここでは、個人・法人向けそれぞれの手順を紹介します。
個人向け(X Premium)の解約方法のうちWeb(ブラウザ)からの解約手順
- Xの右上メニューから「設定とプライバシー」を開く
- 「サブスクリプション」→「X Premium」に進む
- 「管理」ボタンをクリックし、「キャンセル」を選択
- 解約理由を選択後、「サブスクリプションをキャンセル」で完了
iOS / Androidアプリからの解約手順は以下になります。
Apple ID(iOS)またはGoogleアカウント(Android)の「定期購入」設定から、X Premiumの定期購読を停止してください。
法人向け(Verified Organizations)の解約方法
法人プランは、X Businessポータル(旧:Twitter Ads Manager)にログインし、以下の手順で解約を申請します。
- 「Organization Settings」メニューを開く
- 「Billing & Subscription」セクションを選択
- 「キャンセルリクエストフォーム」から申請を送信
- 担当者からの返信を待って手続き完了
また認証バッジを取得していても、プロフィール上に表示させない設定が可能です。設定手順(Web/アプリ共通)は以下になります。
- 「設定とプライバシー」→「アカウント」→「X Premium」へ進む
- 「青いバッジをプロフィールに表示」のチェックをオフにする
- 設定を保存すれば、バッジは表示されなくなります
この場合、バッジを非表示にしても、収益化などの機能は維持されます。
X(Twitter)認証バッジ(公式マーク)アカウント運用の注意点
X(Twitter)の認証バッジ(公式マーク)取得は有料だからといって、安心しきってはいけません。
ここからは、X(Twitter)認証バッジ(公式マーク)アカウントを運用する際の注意点についてご紹介します。
1. X(Twitter) Blue(青バッジ)の剥奪
X(Twitter)は、X(Twitter)の利用規約に基づき、アカウントのチェックマークを予告なく剥奪することがあると公言しています。詳細はこちらをご覧ください。
バッジが剥奪される可能性があるのは、以下の場合です。
バッジが剥奪される可能性のある要件
- プロフィール画像、表示名、またはユーザー名(@から始まる名前)が変更された場合
- X (Twitter) ルールへの違反の度合いが深刻の場合
- 違反行為が繰り返されたりした場合
1の場合は、完全に剥奪されてしまうのではなく、一時的に表示がされなくなります。
一時的とは、対象のアカウントが引き続きX(Twitter)の要件を満たしていることが確認されるまでです。
2・3は、場合によってはアカウントが凍結される可能性もありますので、注意した上でアカウントを運用しましょう。
また、この審査期間中にプロフィール画像、表示名、またはユーザー名をさらに変更することは禁じられているため、やみくもにこれらを変更することは避けたほうが良いでしょう。
2. 適切なアカウント運用体制が必要
前述の通り、アカウントの剥奪や凍結の可能性があることから、ルールを遵守して、適切に運用していく必要があります。
しかし、正しくX(Twitter) の企業アカウントを運用していくには、知識や経験はもちろん、適切な運用体制も必要になります。
自社に知識や経験が少なく、X(Twitter) の運用に不安がある企業は、プロフェッショナルに相談することが推奨されます。弊社のように企業の運用サポートを実施している事業者は、多くの知識や経験、スキルを持っているためです。
なお、弊社では現在、X (Twitter) 運用やマーケティングなどに関するオンライン相談会を無料で実施しております。以下のページより、お申し込みが可能です。

即時抽選キャンペーン(インスタントウィンキャンペーン)はできるのか?
結論、Vertified Organizations に加入しなくても、即時抽選キャンペーン(インスタントウィンキャンペーン)を実施することが可能です。
ただし、広告配信の有無によって、実施したいキャンペーンの規模や内容が変わります。
フォロー&リポストキャンペーンかつオートリプライを使用する場合は、以下の要件が必要となります。
- 広告配信費205万円(代理店手数料を含む、グロス予算)
- 認定代理店からX (Twitter) 社へホワイトリスト化申請(キャンペーンに必要なX (Twitter) リプライとDMの送信上限引き上げ)
対象キャンペーンで広告配信費がグロスで205万円に満たない場合は、当選者のみDMを即時で送信するインスタントウィンキャンペーンで実施可能となります。
また、一度LPに遷移をさせ、応募条件となるアクション(フォローやリポストなど)を行い、LP上で即時抽選ができるwebインスタントウィンキャンペーンの実施も可能です。
X 認証バッジについてよくある質問
企業アカウントの運用担当者や個人ユーザーから寄せられる、X(旧Twitter)の認証バッジに関する代表的な質問にお答えします。
なぜX認証バッジを取得する必要があるのか?
認証バッジは、アカウントの信頼性・正当性を示す重要なシグナルです。企業や公的機関はもちろん、個人でもビジネス活用や情報発信を行ううえで、「なりすまし防止」「フォロワー獲得の加速」「アルゴリズム上の優遇」といった恩恵が得られます。
また、現在では広告出稿や収益化機能の利用にあたっても認証バッジが必要条件となっており、単なる装飾以上の意味を持っています。
X認証バッジは申請からいつ付与されるのか?
X Premiumに加入した場合、審査を通過すれば即日〜数日以内にバッジが表示されることが一般的です。法人向けのVerified Organizationsは、審査・確認作業に数営業日~数週間かかることもあります。
認証バッジを解約または非表示にするにはどうすればいいのか?
解約は、個人の場合は「設定とプライバシー」内の「X Premium」から可能です。iOS/Androidで加入している場合は、App StoreまたはGoogle Playの定期購入メニューからキャンセルしてください。
法人プラン(Verified Organizations)の解約は、ビジネスポータル経由で「キャンセル申請フォーム」を提出する必要があります。
また、X Premiumに加入したままでも、プロフィール上からバッジだけを非表示にする設定も可能です。
まとめ
今回は、大きく仕様変更があったX(Twitter)認証バッジ(公式マーク)について解説をしましたがいかがでしたでしょうか?
仕様変更により、未認証アカウントよりも認証アカウントの方が利用できる機能が増えました。
認証バッジ(公式マーク)の種類によって、利用できる機能が異なるため、自社のX アカウントをどの程度運用したいかに合わせてバッジの取得を検討するようにしましょう。
また、認証バッジ(公式マーク)を取得をしたとしても、剥奪されてしまう可能性があるため、運用上の注意については社内でも共有をしておくと良いでしょう。