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X (Twitter) をマーケティングで活用する際に、重要な指標となるのがどれだけのユーザーに情報を届けることができたかを表す「インプレッション」です。

インプレッションを正しく理解したうえで、分析や改善を実施することで、マーケティングの効果を高められます。

そこで、X (Twitter) のインプレッションの基本、重要性や分析方法、さらにインプレッションの数値を伸ばすコツについて解説していきます。

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こんな方におすすめ

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    • X (Twitter) のインプレッションとは何か、エンゲージメントとの違いや確認方法が知りたい方
  • 本記事内容

    • X (Twitter) のインプレッションの基本、重要性や確認・分析方法、数値を伸ばすコツ について

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X (Twitter) のキャンペーン チェックリスト34 X (Twitter) のキャンペーンを実施する際のチェック項目をまとめたお役立ち資料です。 キャンペーンの「設計〜戦略〜分析」まで、成功に導くためのノウハウをまとめました。

X (Twitter) のインプレッションとは?

X (Twitter) のインプレッションとは、投稿したポストがユーザーのタイムラインに表示された回数を指しています。

このインプレッション数を確認すれば、どれだけのユーザーがポストを閲覧する機会があったのかを把握できるのです。

ただ、注意点としてインプレッションは、タイムラインに表示された回数であり、ユーザーが投稿をクリックして詳細を確認した回数ではない、という点です。

ポイント

インプレッションは、マーケティングの効果測定において重要な指標である

X (Twitter) インプレッションが増える仕組み

X(旧Twitter)ではアルゴリズムの観点で対策をすることで、インプレッション数向上につながります。その具体的な方法について説明します。

ユーザーへのエンゲージメントが高い

インプレッションは、投稿に対する「いいね」「リポスト」「返信」などのエンゲージメントが多いほど増加します。

エンゲージメントの高い投稿は、フォロワー以外のタイムラインにも表示される可能性が高まります。

コンテンツへの滞在時間が長い

投稿の閲覧時間が長いほど、アルゴリズムはその投稿を「価値あるコンテンツ」と判断します。その結果、多くの方のタイムラインに表示されるようになります。

視聴時間を伸ばすには「視覚的に魅力的な画像・動画を投稿する」「興味を引く説明文を設計する」などが効果的です。簡潔ながらも情報価値の高い内容にすることで、ユーザーの関心を引き、滞在時間の延長に繋がります。

アカウントへの接触頻度が高い

特定のアカウントの投稿を頻繁に閲覧しているユーザーのタイムラインには、そのアカウントの投稿が優先的に表示されると言われています。

アカウントへの接触頻度を増やすためには、定期的な投稿やフォロワーとの積極的なコミュニケーションが重要です。リマインダー的な投稿も有効です。

X (Twitter) インプレッションとエンゲージメントの違い

X (Twitter) のインプレッションと同じく、効果を測定するためによく確認される項目として、「エンゲージメント」があります。

エンゲージメントとは、投稿したポストに対してユーザーが「反応」した回数を指しています。
ユーザーの反応とは、リポストをしたり、「いいね」を押したりするような、何かしらの行動を起こすことを意味します。

一方で、インプレッションとは、投稿したポストがユーザーのタイムラインに表示された回数を指しています。

ポイント

インプレッション 「ポストが表示された回数」
エンゲージメント 「ユーザーがポストに反応した回数」

なお、X (Twitter) のエンゲージメントの重要性や分析方法、数値を高める施策などを以下の記事で解説しております。本記事とあわせて、ご確認ください。

X (Twitter) のインプレッション数が重要な理由

ここでは、X (Twitter) のインプレッションが重要な理由について解説していきます。

マーケティング効果の指標になる

企業がマーケティングにX (Twitter) を活用している理由は、情報の拡散性に優れているためでしょう。

そのため、どれ程のユーザーに対して、情報を届けることができたのかを表すインプレッションは、マーケティングの効果測定において重要な指標となるのです。

インプレッション数を増やすことが、マーケティング効果の向上に繋がることを認識しておきましょう。

X (Twitter) 運用の改善に役立つ

ポストは、エンゲージメントが多いほど、ユーザーのタイムラインに上位表示されやすくなる仕組みになっており、上位表示されることで、インプレッション数の増加が見込めます。

そのため、インプレッション数が多いポストを参考にすることで、投稿内容やX (Twitter) の運用の改善に役立つのです。

ただし、極端にインプレッション数が多いポストは、広告配信を行っている場合もあるため、注意が必要です。

ポストの「何が良かったのか、悪かったのか」を分析して、改善に繋げていきましょう。

ポイント

定期的にインプレッション数を確認して、改善に繋げていきましょう

X (Twitter) インプレッションの確認方法

ここでは、実際にインプレッション数を確認する方法を、画像とともに解説していきます。
インプレッションを確認するには、以下の2つの手段が存在します。


・投稿内
・X (Twitter) アナリティクス

それぞれの確認手順を説明していきます。

1. 投稿内

まず、投稿内にて確認(パソコン版)できる方法を説明していきます。

・操作1
該当のポストの日付の右に表示されている、〇〇件の表示にてご確認いただけます。

x Twitter インプレッション アナリティクス

2. X (Twitter) アナリティクス

次に、X (Twitter) アナリティクスを利用して確認する方法(パソコン版)です。

・操作1
左側のメニューから「もっと見る」 → 「設定とプライバシー」 → 「プレミアム」→「アナリティクス」を選択します。

X Twitter ツイッター アナリティクス

アナリティクスのホーム画面において、以下のように期間を絞ってインプレッション数が確認できます。

なお、「コンテンツ」タブのページでは、投稿したポストが個別に表示されますので、前述した投稿内で表示されている数値を確認することもできます。

また、X (Twitter) のアナリティクスに関しては、以下のページで詳細を解説しておりますので、あわせてご確認ください。

X (Twitter) インプレッションの分析方法

ここでは、どのようにインプレッションを分析して、改善に繋げていけば良いのかを解説していきます。

ポスト内容の種類ごとに分析する

分析方法の一例として挙げられるのは、ポストの内容ごとに分析する方法です。ポストの内容とは、以下のような分類です。


・文字だけのポスト
・画像や動画を付けたポスト
・リンク(URL)を付けたポスト

例えば、飲食店における新商品のPRであれば、その料理の画像や動画を載せるとユーザーの反応が良くなる傾向があります。画像は動画は、ユーザーに注目されやすいためです。

ポストの種類ごとのインプレッション数を比較しユーザーに好まれるポスト内容を把握しましょう。

ポスト内容のカテゴリーごとに分析する

ポストの内容をカテゴリーごとに分析する方法も、効果的な手法です。カテゴリーとは、以下のような分類です。


・商品やサービスを案内するポスト
・ノウハウを伝えるポスト
・最新情報やトレンドを発信するポスト

いつも、似たようなカテゴリーを投稿していたのであれば、別のカテゴリーで投稿し、インプレッション数を比べるだけでもポスト (ツイート) の分析に繋がります。

自社に興味があるユーザーが、どのような情報発信を求めているのかを把握しましょう。

ポストのタイミングで分析する

X (Twitter) のユーザー属性によって、X (Twitter) を利用する時間帯は異なってきます。例えば、会社員であれば「通勤時間」や「昼休み」といった時間帯に、X (Twitter) を利用する人が多くなることが考えられます。

このようなタイミングに投稿を行って、そのインプレッション数を比較するのです。
インプレッションの数値が高いほど、適切なタイミングであると判断できます。

ターゲット顧客に最適なポストのタイミングを把握して、インプレッション数を伸ばしていきましょう。

ポイント

ターゲット顧客に閲覧されやすい時間帯を把握しましょう

X (Twitter) のインプレッション数を伸ばすコツ

ここからは、X (Twitter) のインプレッション数を伸ばすための5つの施策について解説していきます。

1. 定期的に投稿する

定期的に投稿を行っているアカウントは評価されやすく、おすすめタイムラインに表示される可能性が高まります。

そのため、「週に◯回の投稿」というようなスケジュールをあらかじめ作成し、運用していくようにしましょう。

なお、おすすめタイムラインに表示される仕組みやアルゴリズムに関しては、以下の記事で詳細を解説しておりますので、ご確認ください。

2. エンゲージメント獲得を意識する

リポストや「いいね」といったエンゲージメントが多い投稿は、おすすめタイムラインや話題のポスト に表示されやすくなります。

そのため、ユーザーのエンゲージメントに繋がるような投稿内容を意識する必要があります。

前述したアナリティクスで分析を行い、エンゲージメントされやすい内容を把握することから始めましょう。

ポイント

ユーザーがリポストや「いいね」をしたくなる投稿内容を把握しましょう

3. キャンペーンを実施する

そして、エンゲージメント数を伸ばすための有効的な施策が、X (Twitter) 上でのキャンペーン開催です。

例えば、魅力的な賞品を用意して、対象アカウントをフォローし、該当の投稿を「リポスト (リツイート)をする 」や「いいねする」などを応募条件とすれば、多くのエンゲージメントの獲得が期待できるだけでなく、自社アカウントのフォロワー増加にも繋がります。

こうしたキャンペーンは定期的に実施することが望ましいですが、何度もキャンペーンを実施すると、当選者選定や当選者への連絡などに工数がかかり、負担に感じてしまうことが考えられます。

しかし、X (Twitter) のキャンペーンツールを利用すれば、担当者の負担を軽減してくれるため、定期的な開催でも苦にならないでしょう。

X (Twitter) のキャンペーンツールとは、自動抽選機能や自動で抽選結果をキャンペーン参加ユーザーに返信してくれる機能というような、キャンペーンの実施に役立つ機能が提供されているサービスです。さらに、自動で抽選結果を返信してくれる「インスタントウィンキャンペーン」は、すぐに結果が分かることからユーザーのキャンペーンに対する参加意欲が高まり、参加者数増加が見込めます。

なお、弊社が提供するキャンペーンツール「Shuttlerock BBF」も、X (Twitter) キャンペーンの開催に役立つ様々な機能が備わったツールです。

詳細は、以下のボタンをクリックして詳細のサービス内容をご確認ください。

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4.ハッシュタグを活用する

インプレッション数を伸ばすために、ハッシュタグを利用するのも有効な手段です。

ハッシュタグで検索を行い、特定の話題にアクセスするユーザーも多く、インプレッションが伸びやすいためです。

自社に適したハッシュタグを作成して、定期的に投稿に入れるようにしましょう。

ポイント

ハッシュタグ機能の特徴を理解して、上手に活用しましょう

5. トレンドや季節イベントを活用する

ユーザーに注目されやすいトレンドの話題や季節イベントなども、上手に活用すると良いでしょう。

例えば、「父の日」をテーマにしたキャンペーンを実施したり、ハッシュタグを付けて投稿したりしてみましょう。「父の日」に関心の高いユーザーが、ポストを閲覧する可能性が高まるため、インプレッションの増加が見込めます。

なお、過去に実施された父の日をテーマとしたキャンペーン事例は、以下の記事で確認することができます。

6. ビジュアルコンテンツを強化する

画像や動画などのビジュアルコンテンツは、タイムラインで目立ちやすくなり、ユーザーの注目を集めます

高品質で視覚的に魅力的なコンテンツを使用することで、エンゲージメント率が向上し、インプレッション数の増加につながります。視覚的な一貫性とブランドイメージの統一も効果的です。

7. インフルエンサーとコラボする

インフルエンサーとのコラボレーションは、インプレッション数を一気に増やす強力な手段です。

インフルエンサーのフォロワー層にリーチすることで、ターゲットオーディエンスの拡大が期待できます。コラボ先のブランドイメージが、自社と一致しているかを確認することが重要です。

8. 広告配信を最適化する

X広告を効果的に活用することで、投稿のインプレッション数を計画的に増やせます。

ターゲット設定、予算配分、配信スケジュールの最適化により、広告効果を最大化できます。分析データをもとに広告内容を継続的に改善し、費用対効果の高い配信を目指しましょう。

9. 投稿に外部リンクを張らない

投稿に外部サイトのリンク(URL)を含めると、ユーザーがリンクをクリックしてXから離れる可能性があります。そのため、外部リンクを含めた投稿はアルゴリズムによって低評価される場合があります。

この挙動に対して、イーロン・マスクは以下のポストをしています。


【日本語訳】
メインの投稿に説明を書いて、返信にリンクを貼るだけです。これで、怠惰なリンクがなくなります。

よって、投稿時に外部リンクを張りたい際は、リプライ欄に掲載するなどの対策をしましょう。

参考:X「Elon Muskの投稿

X (Twitter) インプレッションの注意点

ここでは、X (Twitter) のインプレッションにおける注意点について解説していきます。

分析や改善を実施する際に、必要になる内容ですので、ぜひ参考にしてください。

ユーザーの反応までは分析できない

インプレッションは、あくまでも該当のポストが表示された回数であり、ユーザーの反応を表す指標ではない、ことは常に意識しましょう。

インプレッション数が多くても、そのポストが多くのユーザーに受け入れられた訳ではないのです。前述した「エンゲージメント」との違いを正しく理解して、分析を行うようにしましょう。

ユーザーの特定はできない

X (Twitter) で確認できるインプレッションは、「どのようなユーザーに表示されたのか」までは分析できません。

あくまでも、表示された回数の「合計値」である点に注意しましょう。

さらに、自分自身で該当の投稿を閲覧した場合も、インプレッション数にカウントされています。このような特性を意識して、分析を行うようにしてください。

インプレッション数改善事例

最後に、インプレッション数を改善した事例について紹介します。

成功事例① 分析の改善

カゴメは「つぶより」キャンペーンにおいて、データ分析の手法を大幅に改善しました。

具体的には、ユーザーのエンゲージメントデータを詳細に解析し、投稿内容やタイミングを最適化することで、ターゲットオーディエンスへのリーチを強化しました。

また、リアルタイムでのデータモニタリングを導入し、キャンペーンの進行状況を即時に把握・調整する体制を整えました。この結果、インプレッション数とエンゲージメント率が著しく向上し、ブランド認知度の向上に成功しています。

参考:X for Business「CPA60%低下、CV数250%増加!カゴメ事例に学ぶ、Twitterのサイト訪問数最適化の実力

成功事例② ターゲティング広告の活用

Piccomaは、ターゲティング広告を活用して特定のユーザー層に向けた効果的な広告配信を実施しました。ユーザーの興味・関心や行動データを詳細に分析し、精密なターゲティング設定を行うことで、広告の関連性を高めました。

これにより、エンゲージメント率が高まり、インプレッション数を大幅に増加させることに成功しています。また、リアルタイムで広告パフォーマンスをモニタリングし、必要に応じてクリエイティブやターゲティング戦略を迅速に最適化することで、継続的な成果を達成しました。

参考:X for Business「リーチ拡大とオリジナルツイート増加に成功!ピッコマに学ぶ、会話を醸成するTwitter活用法

成功事例③ 視覚的なコンテンツの強化

大阪ガスは、X(Twitter)上での視覚的なコンテンツを強化することで、ユーザーの関心を引き付け、インプレッション数を高めました。

高品質な画像や動画を積極的に活用し、視覚的に魅力的な投稿を制作しました。特に、製品やサービスの特徴をわかりやすく伝えるインフォグラフィックやアニメーション動画を導入することで、複雑な情報も効果的に伝達しています。

また、一貫したブランドカラーやデザインテンプレートを使用することで、視覚的な統一感を保ち、ブランドイメージを強化しました。

参考:X for Business「15秒最適化で高い完全視聴率を記録!大阪ガス事例に学ぶ、Twitter動画広告の可能性

まとめ

ここでは、X (Twitter) のインプレッションの基本や確認方法、具体的な分析の手法などについて解説してきました。

インプレッションは、マーケティングの効果測定において重要な指標です。インプレッションの特性を正しく理解したうえで、マーケティング効果を高めるための施策を実施していくと良いでしょう。

インプレッション数を伸ばす具体的な手段も紹介しましたので、ぜひ自社のX (Twitter) 運用に役立ててください。

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