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スマートフォンやタブレット端末、パソコンなどを使用中に流れてくる動画広告は、一体どのくらいの人が最後まで視聴しているものなのでしょうか。
統計によると、動画視聴率は使用する端末によって異なり、そこには時間が大いに関係していることがわかりました。 Web動画は圧倒的に短い時間のものが好まれる傾向があり、約6割のユーザーが1分以内なら最後まで視聴していました。 ところが2~3分となると視聴率は一気に4割まで落ち込み、30分ほどの動画に至っては2割にも満たない視聴率です。 このデータ結果を鑑みると、いかに短時間の動画に必要な要素を詰め込むかということの重要性がわかります。 では効果的な動画にするために欠かせない条件とは、どのようなものがあるのでしょう。
長い文章が書かれている広告に対して、瞬間的に拒絶反応を示してしまう人は少なくありません。
なぜかというとまず文章を読んで内容を理解してから、商品のことがわかるという2段ステップになっているからです。 そのためこのステップが煩わしくてスキップされてしまうことも多く、文字の多い動画広告の視聴率は低いと言わざるを得ません。 対して文章が少な目で、画像やイラストなどが次々と入れ替わるような動画は、この先どうなるのだろうという心理が働くことがあります。 画像やイラストはダイレクトに視覚にインプットされるため、イメージとして残りやすいというのが特徴です。 一瞬見た画像に引き付けられて最後まで視聴し、そのまま紹介サイトを訪れるというケースも珍しいことではありません。 またスマートフォンでゲームなどをしている人の多くは、音声を消した状態で使用していることがほとんどです。 文章を読み上げて説明する動画は聞き取ることができませんので、見て理解できる動画であるほうが効果的です。
画像を多用している動画は、言葉が違う海外の人にも伝えられるというメリットがあります。
また小さな子どもや高齢者には、英語を交えた難しい言葉が理解できないことも考えられます。 前述したように視覚で捉えた映像は強烈なビジョンとして残りますので、動画のクオリティは非常に重要な役割を果たしてきます。 高品質の動画は見ていても気分がよいものですし、興味がなくても画像の美しさに惹かれて最後まで見てしまうということも多いものです。
その一方で、低画質の動画やスムーズに再生されない動画は、視聴者に対して悪いイメージを与える確率が非常に高くなります。 悪い印象を残した動画が再び再生された際には、すぐにスキップされてしまうことでしょう。 クオリティのあまり高くない動画はかえってマイナスイメージを残してしまうだけの結果となります。
YouTubeなどで動画を視聴する人にとって、あまりに短すぎる動画は物足りなさを感じさせてしまいます。 特にスマホだけではなく、パソコンでも見られているYouTubeは、ある程度密度の濃い内容の動画に人気が集まるからです。 2013年にイギリスで行われた調査によると、興味深い動画をシェアしたことがあると答えた人は4割近くもいることがわかりました。 高性能のスマートフォンやタブレットが普及した現在では、その数がさらに増えていることは想像に難くありません。 シェアした理由で最も多かったのは、ユーモアがあったからという意見が5割を占め、ほかの人も見たいだろうからという意見も4割近くを占めています。 このことからもわかるように、パソコン向けの動画には面白さを織り込むことが効果的です。 商品説明の動画なら実際に使っているところを載せることで理解が早まり、購入意欲に結び付けることができます。