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こんにちは!
rabbitのキャンペーン分析担当官です。
今回の記事では、前回に引き続き最新海外インスタグラム活用事例のVol.2をご紹介いたします。
メンバーで作り上げる企業拡大。オフィスシェアが近い未来の働き方?!
世界中の都市にコワーキングスペースを提供している企業「WeWork」は、アメリカ・ニューヨーク発祥の斬新スタイルの働き方を生み出し注目されています。世界15か国、49都市に156拠点ものオフィスを構え、それを働きたい様々な人々とシェアするのです。日本でもソフトバンクと合併し、2018年より東京に進出する予定です。
そんな「WeWork」は、自社のインスタグラムに様々なモダンなシェアオフィスを公開しており、世界中の人々を魅了しています。こんなオフィスで働いてみたい、ここであらゆる分野のビジネスパー
ソンたちと情報交換したいなど思わずにはいられなくなります。
また「#WWCamp」のハッシュタグを利用して、企業が毎年手掛けるサマーキャンプの写真もメンバーに投稿してもらっています。その他「Do what you love(好きなことをしよう)」というスローガンもあり、インスタグラムを通して「WeWork」の存在が拡大していっています。
さらに面白い企画として「#DogsOfWeWork」のハッシュタグを付けて、世界中のシェアオフィスを訪れた愛犬たちをインスタグラムやフェイスブックに投稿し、その中から翌年のカレンダーを作成するというものもあります。
現在はインターネットなどを通して、フリーランスとして働いたり、遠隔地にいながら作業できたりと働き方が変わってきています。そういう人々や、会社を立ち上げたい人々などが集まって働く場が物理的にあるというのは、コミュニケーションを取るうえでも斬新なアイデアです。意欲あるビジネスパーソンたちが自ら作り上げ拡散していき、自分たちの存在を知ってもらったり、WeWorkを周知させる画期的手段です。
オフィスをシェアするというのは、コスト削減にもなり、ドリンクやプリンターなどあらゆる無料サービスも充実しており、イベントなども開催されたりと、新感覚のビジネスが繰り広げられていきそうです。
人気シンガーがブランド時計「ダニエル・ウェリントン」をディスカウント!信頼性確立に効果大
2011年にスウェーデンで創設された新鋭のブランド時計メーカー「ダニエル・ウェリントン」は、現在アメリカのギタリスト及びシンガーとして人気のジョゼフ・ヴィンセント氏とインスタグラムでタッグを組み、そのブランドの信頼性を高めていました。
ヴィンセント氏は、アメリカの大人気番組「The Ellen DeGeneres Show」などを中心に注目され始めた人物で、多くの有名シアターでもパフォーマンスしてきています。そんな彼には、インスタグラムにも根強いファンがいるため、そこに目を付けた「ダニエル・ウェリントン」が、彼のファン向けに時計の購入を促進するキャンペーンを度々展開してきました。
写真にはクリスマスプレゼントの前で彼自身がダニエル・ウェリントンの時計を身に着けたり、男女ペア時計を恋人らしき女性と着けている写真を掲載。そこには「@danielwellington」とブランド名がタグ付けされており、ディスカウントされるコードも公開していました。
これには多くの「いいね」やコメントが寄せられ盛り上がりを見せ、同時にファンはヴィンセント氏と同じ時計をしてみたいとか、ディスカウントだし買ってみようかな、彼女や彼氏にプレゼントしてみようかなと購買意欲を掻き立てる効果があります。また「ジョゼフ・ヴィンセント=ダニエル・ウェリントン」というイメージも付きやすく、双方にとってメリット大となります。
ビンセント氏のファンという狭い範囲にスポットを当てたマーケティング手法ではありますが、特定分野のみにフォーカスを当てることも実は長いスパンとしては大変効果的なのです。
「動物実験反対」を訴え続けるコスメの「LUSH」。愛犬家も巻き込むほど強力に。
「動物実験反対」を訴え続けるコスメの「LUSH」。愛犬家も巻き込むほど強力に。
動物実験をせずに自然派化粧品を確立してきている、ハンドメイドコスメ「LUSH(ラッシュ)」は、常に「#fightinganimaltesting(動物実験反対)」に力を注いできています。化粧品等の製造過程においてその原材料の安全性を確かめるために、動物実験をするところが多い中、Lushではさまざまな経験から動物実験なしでもその安全性を確かめられる方法を生み出しています。
現在は影響力のあるインスタグラムを中心に、定期的に上記ハッシュタグと動物実験反対のグッズや動物を登場させ、訴え続けています。「毎年1億匹以上の犬を含めた動物たちが動物実験で犠牲になっている」など詳細をつづったり、「犬の日」などにはそういう事実と共に愛犬家にも見てもらうべく関連ハッシュタグを付けたりと工夫を凝らしています。
80年代から90年代に世界的に動物実験反対のムーブメントが広がり、その影響でヨーロッパでは現在は化粧品に一切の動物実験はされていません。現在はインスタグラムという強力なツールがあるので、より効率的により多くの国々へ、愛犬家以外にも動物好きや自然を好む人々、コスメ好きなどに、ラッシュの価値あるポリシーを広げ続けています。
さて、次回は最新海外インスタグラム活用事例Vol. 3です。お楽しみに!