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X (Twitter) 広告を運用している方の中には、「最近レポート上のエンゲージメント数が急に減った」「以前と同じ配信内容なのにパフォーマンスが悪く見える」と感じた方も多いのではないでしょうか。
これは、X (Twitter) 広告が2026年4月24日〜6月10日の期間、広告マネージャーの刷新に伴って「エンゲージメント」の定義を一時的に変更し、一部の指標が集計から除外されていたことが原因です。
そして2026年6月11日、X (Twitter) は従来の定義に戻したことを発表しました。
本記事では、今回の定義変更の概要、変更前後の指標の違い、企業が実務でどう対応すべきかを、公式発表の内容に基づいて解説します。
X (Twitter) 広告における「エンゲージメント」定義変更の流れ
2026年 3月 27日 管理画面のUIを大幅に刷新

X (Twitter) 広告は2026年3月27日に、管理画面を大幅に刷新した新しい広告マネージャー(ads.x.com)をリリースしました。
UIが左サイドメニュー型に変わり、Google広告やMeta広告に近い操作感になったほか、決済処理も新たな決済パートナーへ移行するなど、運用フロー全体に影響する大きなアップデートがありました。
この管理画面刷新にあわせて、パフォーマンスの集計ロジックにも変更が加えられ、その一環として「エンゲージメント」の定義も見直されることになりました。
2026年 4月 24日 〜 6月 10日 エンゲージメントの指標が変更
新しい広告マネージャーへの移行後、エンゲージメントの集計対象から一部の項目が除外され、結果として同じ広告配信でもエンゲージメント数・エンゲージメント率が実態より低く表示される状況が発生していました。
この期間、エンゲージメントに含まれていたのは次の6項目のみです。
- プロフィール訪問
- いいね
- リプライ
- リポスト
- フォロー
- リンククリック
上記の集計項目では、「ポストのクリック」や「カードのスワイプ」「動画視聴」など、ユーザーが投稿に対してより強い興味・関心を示した行動は、エンゲージメントとしてカウントされません。
とくにカルーセル広告や動画広告、複数画像を使ったクリエイティブを配信していた広告主にとっては、数値が大きく下振れして見えるインパクトの大きい変更でした。
出典:X 広告 コミュニティ「エンゲージメント指標の定義に関するアップデートについて」X. 2026.07.09
2026年 6月 11日 従来の定義への復元が発表
X (Twitter) は、6月11日以降エンゲージメントの定義を従来の内容に戻したことを報告しました。
なお、この定義変更は、過去を含むすべてのキャンペーンデータに反映されているため、広告主や代理店による設定変更や追加対応は不要で、新しい定義に基づいた指標をそのまま確認できると発表しました。
| 項目 | 2026年4月24日〜6月10日 | 2026年6月11日以降 |
|---|---|---|
| プロフィール訪問 | ⚪︎ | ⚪︎ |
| いいね | ⚪︎ | ⚪︎ |
| リプライ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| リポスト | ⚪︎ | ⚪︎ |
| フォロー | ⚪︎ | ⚪︎ |
| リンクのクリック | ⚪︎ | ⚪︎ |
| ポストのクリック | × | ⚪︎ |
| カードスワイプ | × | ⚪︎ |
| 3秒動画視聴 | × | ⚪︎ |
| 画像・動画のクリック | × | ⚪︎ |
つまり、6月11日以降のエンゲージメントは、単純な「反応(いいね・リプライ・リポスト・フォロー)」だけでなく、「ユーザーが投稿に対してより強い興味・関心を示した行動」まで含めた、より広い定義に戻ったということになります。
新しく追加された4指標を解説
ポストのクリックとは
投稿内のリンクやテキスト部分がクリックされた回数です。
ユーザーが投稿の内容に興味を持ち、「さらに表示」で長文を開いたり、詳細を確認したりしたアクションを示す指標です。長文のキャプションや、続きが気になる書き出しの投稿で伸びやすい傾向があります。
3秒動画視聴とは
動画が3秒以上再生された回数です。
ユーザーが動画に興味を持ち、視聴を開始したことを示します。動画冒頭の数秒でどれだけ関心を引けるかが、この指標を伸ばす鍵になります。
カードスワイプとは
カード形式(カルーセル)の投稿を左右にスワイプされた回数です。
複数の情報やクリエイティブに対するユーザーの関心度を測る指標であり、複数枚の画像・動画を使ったカルーセル広告との相性が良い指標です。
画像 / 動画のクリックとは
投稿内の画像や動画そのものがクリックされた回数です。
クリエイティブの拡大表示や詳細確認といった、ビジュアルへの関心を示すアクションが該当します。
画像ごとに異なるリンクを設定するなど、クリエイティブ設計次第で獲得数を伸ばせる指標です。
X (Twitter) 広告管理画面で企業が注意すべき点
期間をまたいだ数値比較には注意が必要です。
4月24日〜6月10日の期間はエンゲージメントが狭い定義で集計されていたため、この期間を含めて前後の期間と単純比較すると、実態以上にパフォーマンスが改善したように見えたり、逆に悪化したように見えたりする可能性があります。
そのため、過去データとの比較レポートを作成する際は、以下を確認した上で評価することを推奨いたします。
- 集計期間が4/24〜6/10を含んでいないか
- 遡及更新後の数値で再集計されているか
新指標におけるユーザーの「アクションを促す投稿」例
エンゲージメントの定義に「ポストのクリック」「カードスワイプ」「3秒動画視聴」「画像/動画のクリック」が復元されたことで、これらを狙って誘導する投稿設計が、エンゲージメントを最大化する上で有効になります。
「ポストのクリック」「3秒動画視聴」を誘導する投稿例
ポストのクリック
長文テキストを活用し、冒頭で重要な内容をあえて全て明かさず「続きが気になる」構成にすることで、ユーザーが投稿をタップして全文を読む行動を促すことができます。
3秒動画視聴
「動画内で〇〇を紹介」「最後に〇〇を紹介します」など、視聴を促すテキストやナレーションを冒頭に配置することで、ユーザーの興味を引きつけ、3秒以上の動画視聴につながりやすくなります。
結論をあえて後半に持ってくる構成や、テンポの良い映像展開を組み合わせることで、視聴維持率の向上も期待できます。
「カードスワイプ」「画像 / 動画のクリック」を誘導する投稿例
カードスワイプ
カルーセル広告を活用、1枚目で興味を引き、2枚目以降で詳細を紹介する構成にすることで、ユーザーのカードスワイプを促すことができます。
情報を1枚ずつ小分けにして見せることで、最後まで閲覧されやすいクリエイティブを設計できます。
画像 / 動画のクリック
カルーセル広告を活用し、画像ごとに異なるリンク先を設定することで、ユーザーが興味を持ったコンテンツへ直接誘導できます。
例えば、画像内のより詳細が見られるページや製品紹介・お問い合わせなど、画像ごとに関連性の高い遷移先を用意することで、画像や動画のクリックを促進し、より高いエンゲージメントやコンバージョンにつながります。
ただし、2026年7月現在、X (Twitter) 広告マネージャーではカルーセル広告の各画像に異なるリンク先を設定することはできません。
一方、シャトルロックジャパン株式会社が提供する「Shuttlerock BBF for X (Twitter)」を活用することで、画像ごとに異なるリンク先を設定できるため、ユーザーの興味・関心に応じたページへ誘導しやすくなります。
その結果、画像・動画のクリック促進やコンバージョン向上につながるクリエイティブ設計が可能です。
より詳細の情報は以下のリンクよりご確認いただけます。

シャトルロックジャパン株式会社が提供している「Shuttlerock BBF for X (Twitter)」で設定できる「コレクション広告機能」と「カルーセル広告機能」の詳細はこちらの記事よりご覧いただけます。
>> https://www.shuttlerock.co.jp/news/22335/
シャトルロックジャパン株式会社では、X (Twitter) 広告を含むSNSの、「キャンペーン企画 〜 運用 〜 広告運用 〜 効果検証」だけではなく、賞品購入代行や発送、個人情報管理などの事務局対応まで行い、企業のマーケティング活動を支援しています。
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