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Facebook広告の種類まとめ!事例付きで効果の出るコツも紹介

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Facebook広告の種類がたくさんあって、どのような種類があるかを知りたい!
そんな方に向けて、事例付きで効果の出るコツもご紹介します。

より自社の製品やサービスについて知ってもらいたいと思ったら、Facebook広告は欠かせません。今は老若男女SNSを活用している時代で、皆がパソコンのみならずスマートフォンを愛用しています。

Facebookの月間アクティブユーザーも、29億人を超えるユーザーが存在していると言われています。(参考:メタレポート 2022 年第 1 四半期の結果)多くの人が利用しているからこそ、自社の商品やサービスについてもより多くの人に知ってもらえるのです。

こちらでは、Facebook広告にはどのような種類があってどのように使い分けたら良いのか、また、効果を出せるかどうかのカギとなるクリエイティブはどのようなものが良いのかを詳しく紹介していきますので、参考にしてみてください。

 

Facebook広告とは

ほかのSNSに比べて、特にターゲティング精度が高いのがFacebook広告です。

自分の名前を入力しなくても登録できるSNSがほとんどの中で、Facebookは実名での登録を求められます。ユーザーが登録する時、自分の実名だけでなく出身大学や高校、年齢、職業など細かく自分の情報を登録できます。そのため、Facebookの場合、詳しくユーザーの情報が登録されている分、より自社に興味がありそうなユーザーに向けて広告を出せます。

さらに、利用者も多いことから、より多くの人に宣伝したい場合もピッタリです。さまざまなアプリケーションとも連動でき、ユーザーの消費行動を探ることができたり、広告でアプローチする場合も、認知されるだけでなく検討、コンバージョンの3つのステップに分けて、ユーザーに自社の商品を紹介できます。

ただ、自社をアピールしたいと思っても、広告を出す際の料金が高いと躊躇してしまうでしょう。ですが、Facebookの広告は最低が100円からと、そこまで高くありません。広告のフォーマットも種類が豊富なため、より自社の製品をアピールできるものを選んで打ち出せます。

Facebook広告の種類

よりターゲットに興味を持ってもらえるように、Facebook広告ではいくつもの広告フォーマットが用意されています。大きく分類すると、主要な広告は9種類です。以前はクーポン広告もあったのですが、2021年10月11日をもって廃止になってしまいました。(参考:クーポン広告について

自社の商品やサービスをアピールできる広告を上手に選ぶことで、より興味を持ってもらい購買までつながりやすくなります。より自社にピッタリの広告を選ぶためにも、まずはどのような種類があるのか知っておきましょう。

写真広告

シンプルな方法で広告が出せるため、何を利用しようか悩んだ時にもおすすめです。
向いている商材なども限定的でなく利用しやすいでしょう。

画像1枚とテキストをメインとしているため、自社の広告をシンプルに伝えられるかつ、
クリエイティブ制作の手間もあまりかからないのがポイントです。

実際、Facebook広告の中でも有名で、初心者でも始めやすいこともあり、利用している企業は多いです。まずは本格的に広告を出す前に、Facebookでの広告を出した感触はどうか確かめたい場合にもおすすめです。

時間だけでなく、費用も安く済む点もメリットと言えるでしょう。

動画広告

動きで捉えたほうがよりユーザーに伝わりやすい時は、動画広告がおすすめです。
画像だけよりも、多くの情報を一度に伝えることができ、ユーザーの目にも留まりやすくなります。

ユーザーが見ている画面の中で広告が表示され、動画が始まる仕組みとなっており、動画広告もある一定の業種に限らず、さまざまな企業が利用できます。

画像だけでは伝わりにくいと感じた時には、動画広告を利用して商品やサービスを伝えてみましょう。
細かい部分も載せられるため、高単価の商材を扱っている企業にも向いています。

BtoBで宣伝をしたい場合なども情報をギュっと動画の中に入れられるため、より良さが伝わりやすくおすすめです。商材の認知度を伝えたい場合、動画広告はメリットが多いと言えるでしょう。

スライドショー広告

動画を作るのは少し大変と感じている場合、スライドショー広告はおすすめです。
3枚から10枚の静止画を、スライドショーのように表示させることができます。

静止画であればそこまで手間がかからないですし、かなりの枚数を撮影する必要もありません。
一部の商材のみでなく、こちらのスライドショー広告はすべての企業や業種に適しています。

画像1枚だけでは物足りない、動画を作成するのは大変と感じている場合、スライドショー広告にチャレンジしてみるのも良いでしょう。

動画撮影に比べてコストがかからないのもメリットで、安く仕上げられます。使用データ量も動画に比べて少ないため、ユーザーの通信環境があまりよくない場合でも途切れにくく安心です。

また、画像だけでなく動画も利用して、両方使いスライドショーにすることも可能です。

カルーセル広告

広告をさまざまな見せ方で印象付けたいと考えている場合、カルーセル広告がおすすめです。
1つの広告の中に、複数の画像や動画を入れることができ、最大10個のコンテンツを載せられます。
ユーザーの興味をより惹くために、異なるリンクやアクションボタンを付けることも可能です。

カルーセル広告を利用する場合、EC系サイトに特に適しています。ユーザーが興味のありそうな商品などを広告で出せば、アクションボタンを押してもらえる可能性も高まります。

ほかにも、美容業界や旅行業界などの広告でも、カルーセル広告はおすすめです。カルーセル広告はカタログや紙芝居のように、魅力的な広告が載せられるのもメリットとして挙げられます。

スライドショー広告に比べて、それぞれの画像ごとに違うリンクを掲載できる点がポイントです。
1つの商品の魅力をたっぷり伝えても良いですし、複数の商品をカタログのように紹介しても良いでしょう。

キャンバス広告

キャンバス広告は、見ているユーザーが興味を持って広告をクリックしてくれた時、フルスクリーンの画面が立ち上がり、そこでコンテンツが楽しめます。気になっている商品をより大きな画面で確認でき、そのまま気に入ってくれればコンバージョンまで進む可能性もあります。

気になった商品があっても、外部リンクをクリックした時すぐに読み込まないと離脱してしまうユーザーは多いものです。そのため、すぐに立ち上がり、ユーザーが熱を持っている状態でチェックしてもらいやすいのがキャンバス広告は、コンバージョンを目的としている場合におすすめです。

スムーズに「この商品やサービスがほしい」とコンバージョンまで進むためには、一貫したLPを作成しましょう。興味を持ってほしいと思った時、すぐに押せるボタンリンクがあれば購入までの動作もスムーズです。

コレクション広告

メインの動画や画像のほかに、ユーザーに商品の詳細を見せたい場合、商品画像を4枚並べることができます。パっと見ただけではわからない部分など、4枚並べて見ることで、購入するかどうかを検討できます。

まるでECサイトでじっくりと商品を選んで買い物するかのように、コレクション広告ではゆっくりと検討しながら購入することが可能です。

コンバージョンにも進みやすく、特にEC系サイトを運営している企業におすすめです。ほかにも、不動産や旅行などのサービスとの相性も悪くありません。

Facebookでコレクション広告を利用する場合は、製品セット内に製品が4点以上が必須になります。
動画と画像を混ぜて広告を出すことも可能ですので、より詳細を伝えたい部分は動画を利用すると良いでしょう。

コレクション広告は、さまざまな広告の中でもよりコンバーションを得られやすい広告というのはメリットと言えます。

ダイナミック広告

ダイナミック広告は、Facebookビジネスマネージャーへ登録した「カタログ」と、ユーザーの閲覧履歴や属性をもとに広告表示をしてくれます。

ユーザーが少しでも興味を持った商品ですので、まったく何もわからない状態から見るよりもコンバージョンにつながりやすいと言えるでしょう。

よりユーザーにピッタリな商品を表示してくれますが、コレクション広告と同じようにFacebookビジネスマネージャーで「カタログ」の作成が必要です。

初心者の方がダイナミック広告に挑戦しようとすると、少し工程もあり大変に感じてしまうかもしれません。しかし、覚えてしまえばよりユーザーのニーズに合ったものを表示させられるため、売上に直接つながりやすくなります。

EC系サイトを運営している企業や業種の方にピッタリな広告と言えるでしょう。メリットとして、よりユーザーに合わせた広告が表示できるにもかかわらず、コストがあまりかからない点です。質の高い広告を利用したいと考えているECサイト運営者の方にはピッタリです。

リード獲得広告

リードの情報を獲得することに力を入れたフォーマットなので、特にBtoBやイベント集客をしたいと考えている場合、リード獲得広告は向いています。

広告をクリックすれば、すぐに顧客のリード情報を入力する画面が出てきます。必要な情報もFacebook内に登録されている情報であれば、自動入力してくれる機能が付いていて大変便利です。特にユーザーが入力する手間もないため、面倒になって離脱してしまうことも防げます。

変に別のサイトへ移動する煩わしさもないため、離脱を防ぎやすいのも特徴です。動画などと違い、データ量もそこまでありません。通信環境が悪く、画面が動かなくなって離脱するリスクも少ないのが特徴です。

ユーザーの見積依頼や自社のメルマガに登録してほしいなど、依頼につなげたい人にピッタリです。

イベント広告

自社でイベントを実施し、ユーザーに興味を持って来てほしい場合にピッタリなのがイベント広告です。

開催予定のイベントを認知させ、集客につなげます。Facebookでイベント広告を作成する際に、「どのような成果を出すための広告を出すか」を選ぶ箇所があります。ここで自社としての目的に近いものを選びましょう。

Facebook広告で成果を出したクリエイティブの例

Facebookの動画広告の成功事例をご紹介します。国内の事例2つと海外の事例を1つご紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さい。

株式会社ラクス

メールマーケティング事業などを行う株式会社ラクスでは、Facebookの動画広告を活用し、コンバージョン率を44%アップさせました。静止画を使用していた広告は6.9%だったコンバージョン率も、動画広告を活用することで10.8%まで改善。コンバージョン率の向上により、リード数の目標達成にも繋げることができました。

 

 

開始2秒にサービスのメリットを訴求し、動画の最後には詳細を見てもらえるよう、メッセージを目立たせたデザインにしています。

株式会社HRBrain

人事評価クラウドを提供している株式会社HRBrainでは、Facebookの動画広告を活用してCPAの20〜30%削減を達成しました。

CPAを下げることで一日の広告予算を増やし、コンバージョンの件数も増やしていく循環を目指し、Facebookの動画広告に取り組みました。その結果、同じ素材を使った静止画と比較し、CPAを最大20〜30%削減に成功。

 

 

動画の冒頭で人物を使いユーザーを惹き付けた上で、ツールの中身紹介へスムーズに移行する構成が成果に繋がりました。静止画のカルーセル広告と違い、動画広告は自動再生されるため、ボタンをクリックしたり画面を横にスライドさせなくても情報が展開されます。そのため、多くの情報を自然にユーザーへ提供することができました。

Facebook広告で成果を出すクリエイティブのコツ6選

Facebook広告で自社の商品やサービスを知ってもらい、売上につなげるにはコツがあります。
ただ動画や画像を利用して広告を配信するのと、ユーザーに少しでも興味を持ってもらえるように工夫したものでは成果が変わります。

ここからはFacebook広告で、ユーザーの興味を惹き成果を出すコツについて7つ紹介していきます。

キャンペーン内容やターゲティングに合わせる

より興味を持ってもらうためにも、ターゲティングについてよく知ることは重要です。自分たちの感覚ではなく、よりターゲットに近い部分で合わせていきましょう。

年代、属性、性別などより細かく決めて、どんなものを好むか徹底的に調査します。より興味のある動画や画像であれば、パっと見ただけでも気になりもっと知りたいと思うものです。クリエイティブは、ターゲット層の好みに寄せることがポイントです。

また、キャンペーンの内容に差が出た動画や画像だと違和感を抱かれてしまうので、これから広告したい内容に合わせるようにもしましょう。もしブランディングを重視するのであれば、最初にブランドカラーやロゴを前半に持ってくるのもコツです。

獲得目的なら、お得な情報を必ず目に入る冒頭に持ってきましょう。

最初の3秒を目立たせる

パっと動画を見た時に、まったく興味や関心がないと感じればその後も見てもらえません。
逆に最初の3秒が目立っていると、その後も関心を持ってみる可能性が十分にあります。実際冒頭の3秒を見た人のうち、65%が10秒以上、45%が30秒間以上見続けるというデータもあるくらいです。(参考:Facebook動画広告が新機能でより効果的に

最初の3秒をとにかく目立たせるには、ブランドの象徴する色やタイトル、サムネなど工夫できるところは多数あります。動きのあるシーンで惹き付ける作戦も良いでしょう。

どんなに素敵な広告を作っても、良いシーンが最後に来ていれば見てもらえない可能性が高くなります。
逆に、最初の3秒を突破できれば、よりユーザーが興味を持って広告を見てくれる可能性が出てくるのです。

とにかく、最初に惹き付けることを考えるようにしましょう。

ロゴやブランド情報は動画の冒頭に入れる

何のブランドの広告か分からないものよりも、よく知っているブランドだとわかったほうが動画を見る可能性が高まります。「あっこのロゴ知っている」と頭の中で感じ、そのままつい広告を見てしまうのです。

これから何が始まろうとしているのかを最初に知ってからのほうが、より理解をしてメッセージなども受け取れます。最後にロゴやブランド情報を入れても、そこまで見てもらえなければ何の広告だったのかわからないまま印象にも残りません。

最初にロゴやブランドをアピールし、視覚的に広告を伝えましょう。

音声なしでもわかりやすい構成に

モバイルで広告を見る際、テレビCMのように音声が出ていないことがほとんどです。
移動中や人がいて音が出せない環境でスマートフォンなどをチェックしている方も多く、音声なしでの動画再生となります。

音ありきで作ってしまうと、音声なしで見た時、何の広告かさっぱり意味がわからないものとなってしまいます。実際、調査でも音声がないと意味がわからない動画広告は、Facebook広告の全体の41%にものぼるそうです。

せっかく戦略的に作ったはずのFacebook広告が伝わらないのでは意味がありません。音声なしでも何を伝えたいのかわかるものを作りましょう。字幕やテロップを使うと、音声がなくても内容が伝わりやすくなります。

プレイスメントに合わせたサイズで配信する

動画などの広告を配信する際、プレイスメントごとにサイズの指定も変わってきますので注意が必要です。
Facebookでは、1:1 や4:5の動画を配信となりますが、Instagramの場合は9:16と変わります。正しいサイズでクリエイティブを制作しないと文字や画像が見切れてしまい、伝えたいことがうまく伝わらない可能性があります。

伝えたいことがしっかりと伝わるように、比率も意識しましょう。

必ずアクションを促す

ただ広告を配信すれば、それで成功ではありません。
どの企業でも最終的な目的があり、広告でユーザーの興味を惹きたいと考えているはずです。
最終的にはアクションを促せるように、購入してほしいのか、資料請求してほしいのか、イベントに参加してほしいのかを考えて広告を作成しましょう。

いくつも目的にせず、1つの行動を促すと成功しやすくなります。

まとめ

Facebook広告の種類と、効果の出るコツを事例付きでご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

Facebookの月間アクティブユーザーは多く、広告を打ち出せる種類も豊富で安価です。広告は主に9つありますので、より自社にピッタリなものを選びましょう。

今回ご紹介した、Facebook広告で成果を出すコツを意識して効果的な広告配信を実施してみてください。

Facebook広告をうまく活用することで、認知・集客・コンバージョンに結びつけることができるでしょう!

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