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《パリ在住フォトグラファーTomokoさんに教わる!》お花の写真って、どうやったらオシャレにキレイに撮れますか?

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なんと、我々の疑問に答えてくれるのは、パリ在住フォトグラファーのTomokoさん!

Tomokoさんのインスタグラムはこんな感じで、パリの日常を日々アップされています。オシャレ〜〜!

 

Tomokoさんには、今月は3回に分けて「お花の写真の撮り方」を教えてもらいます。

さっそくTomokoさん、よろしくお願いします!

Tomoko:よろしくお願いします。今回はお花の撮影の仕方ということで、「光を使って雰囲気を出す方法」をご紹介したいと思います。お花の写真は、インスタグラムとかでも、ところどころ入れると一気に華やかになるし、被写体としても日常で撮影しやすいので、オススメなんです。さっそく1枚目から見ていきましょう。ガーベラの写真です。

お花はあえて逆光にすることで、幻想的な雰囲気がでる!?

 

白くフワっとしていて、幻想的ですね。

たまに見ますが、自分ではできたことがありません!

Tomoko:光を使うことで、誰でもこういう写真は撮れるんですよ。逆光をうまく使うんです。太陽の方にカメラを向けると画面が白っぽくなりますよね?あの現象をうまく使うんです。以前は人を撮影する時には避けがちだった逆光ですが、最近ではこういうフワっとした雰囲気の写真が人気だったりするので、お花の写真でもあえて取り入れてみるとより柔らかい雰囲気を表現できます。この写真は、完全に光が入っているわけではなく、逆光気味という感じ。レンズにちょっと太陽の光が入るくらいにしています。

太陽光を直接当てて、花びらの透け感を出してみる!

 

なんだか、一気にプロっぽい写真ですね。アートみたいな・・。こんなの普通の人でも撮れるんでしょうか・・?

Tomoko:2枚目は、モノクロなのでわかりにくいですが桜の写真です。はい、プロっぽく見えますが、誰でも簡単にできるんですよ。これは家の中で撮影しました。窓から差し込んだ光を使って、逆光を使ってとることで、花びらの透け感を出しています。花の後ろから光が当たっている状態です。桜は特に薄いですが、花びらはたいていが薄いので、後ろから光を当てると透けて透明感が出ます。可憐な雰囲気になりますよね。

光を絞って、シックな雰囲気を出してみよう!

 

これは、ちょっと大人っぽい雰囲気ですね。夕暮れ時を狙わないととれない感じでしょうか?

Tomoko:3枚目はコスモスです。これ微妙な天気にみえて、昼間に撮ったんですよ。でも、「絞り」をいれることで、トーンをグッと抑えることができるんです。それが大人っぽさを出す秘訣です。コスモスは秋のお花だし、ちょっとシックで大人っぽい雰囲気を出したくて、「絞り」を入れてとりました。「絞る」って聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、実はすごく簡単にできます。iphoneでカメラで被写体を写す時に画面をタッチすると、お日様マークが出ますよね?あのお日様マークは上限に動かせるのですが、下に動かすと「絞る」ができるんです。絞ると、ぐっとトーンが落とせて、色味が抑えられるんです。シックな雰囲気がでてますよね。

「逆光+絞り」のテクニックで、一気にドラマティックな雰囲気に。

 

これは、もはや室内なのか、室外でとっているのかもわかりません!笑 どうやったら、こんな雰囲気が出るのでしょうか?

Tomoko:最後の写真は「逆光」と「絞る」の二つのテクニックを合わせた写真です。これはアナベルというお花のドライフラワーです。あじさいの一種ですね。これは、花の真後ろにライトを置いて、カメラとライトの間に花を配置しています。こうすれば、室内でも、逆光という環境を簡単に作れるんですよ。さらに、またiphoneのカメラにタッチしたら出てくるお日様マークをググっと下に下げてみてください。これで「絞る」ことができます。さっきのガーベラの写真で使ったテクニックと同じですね。思いっきり絞ることで、後ろに光が浮き出てきます。どこか1点明るい光がある時に、絞りを入れると、明るい光が浮きだってくるんです。そうすると、光と影の部分が強調されて、ドラマティックな雰囲気になります。難しいようにみえて、誰にでもできる簡単な方法なのでぜひ試してみてください。

なるほど〜!「光」をたくさん入れたり、逆に絞ったり、後ろから当てたり、いろいろテクニックがあるんですね!思ったよりもずっと簡単にできそうです。次回は、お花を「単体でアップとる場合」と「集合で引いてとる場合」の違いを教えてもらいます。お楽しみに〜!

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