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3D CGIという言葉を耳にしたことはありますか?映画やゲームはもちろん、最近では企業のプロモーションや建築の完成予想図など、さまざまなビジネスシーンで活用が広がっています。
しかし、「なんとなくすごい技術だけれど、具体的に何ができるのか?」「企業が導入するメリットって?」「制作したいけど、どこに頼めば良いの?」など多くの疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、3DCGIの基本から企業が導入するメリット、事例や制作会社を選びのコツまで分かりやすく解説します。
本記事は、主要9大SNS公式パートナー & X (Twitter) 広告 認定代理店である
シャトルロックジャパンが提供しています。
こんな方におすすめ
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欲しい情報
- 3DCGIの概要について知りたい。さらに、企業が導入するメリットや制作事例を見て3DCGIの理解を深めたい。
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本記事内容
- 3DCGIの概要や企業の活用方法、制作会社を選ぶコツをお伝えすることで、最適なパートナー選びと効果的な活用のヒントをお伝えする。
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目をひく3DCGIのクリエイティブで広告効果を最大化! 3D モデル素材がなくてもOK!商品画像やブランドロゴなどを3D モデル化します。6,100社以上の代理店・ブランドの支援実績と300,000件以上の動画制作実績をもつシャトルロックが3DCGIのクリエイティブを制作します!
3DCGIとは?
概要
3D CGIは、ARエフェクトと似ていますが、撮影後にビジュアルエフェクトを加える点が特徴で、仮想空間内で物体や⾵景をデザインし、現実では実現できない視覚効果を再現することができます。
3DやCGとの違い
よくいただく質問として、「3DやCGとの違いは?」というものがあります。細かく見るとそれぞれ以下のような違いがあります。
【3D】縦・横に加えて「奥行き」の概念が加わった、立体的な構造や空間そのものを指します。たとえば、3Dプリンターや3D映画などもこのカテゴリーに入ります。私たちが普段生活している現実世界は3D空間です。
【CG】コンピュータを用いて作成された画像や映像全般を指します。手描きのイラストをデジタルで加工したものや、映画で使われるようなリアルな映像もCGに含まれ、2次元(2DCG)と3次元(3DCG)の両方を含みます。
【3D CGI】上記の「3D」と「CG」を組み合わせたもので、立体的な映像やビジュアルをCG技術で制作したものを指します。映画やテレビCMなどで見かける、実写と見分けがつかないようなリアルな映像や壮大な仮想空間の表現などは、この3D CGIによって作られています。リアルな質感や動きの演出までを含めた高精度な表現が特徴です。
3DCGIがビジネスで注目される理由
3DCGIは、映画やゲームでよく活用されていますが、近年は企業のマーケティング手法として注目されています。
ここの章では、なぜビジネスで注目されているのかを解説していきます。
Lo-fi動画のリアリティと3D CGIの表現力
Lo-fi動画とは、あえて画質や音質に荒さやノイズを残した、作り込まれすぎていない動画のことです。
例えば、プロが制作した広告に比べて、Lo-fi動画のほうが冒頭で視聴者の注意を引く割合が84%高いというデータもあります。

これは、ユーザーが過度に洗練された広告よりも、親しみやすくリアルなコンテンツにより強く反応する傾向があることを示しています。
そのためUGC素材のようなLo-fi感のある動画に3DCGI技術を組み合わせることで、よりリアルでインパクトのあるコンテンツに仕上げることができるため、特にTikTokやInstagramで注目を集めています。
冒頭3秒内に消費者の⽬を引く施策に最適
TikTokは、「クリックスルー率(CTR)が最も高い動画の63%以上が、最初の3秒以内に主要なメッセージや商品を強調しています。」と公言しています。
つまり、ユーザーは冒頭の3秒でその動画を見続けるかどうかを判断すると言えるでしょう。3D CGIで制作されたコンテンツは、その視覚的なインパクトとダイナミックな動きにより、この極めて短い時間でユーザーの興味を強く惹きつけることができます。
ユーザーの指を止める強力なフックとなり、次のアクションへと繋がる重要なきっかけとなります。
これは、静止画や一般的な動画では得られにくい、3D CGIならではの大きなアドバンテージです。
参照:TikTok for Business「9 creative tips to drive auction ad performance」ByteDance.October 21, 2020
スクロールを⽌めてもらうインパクト
ただ情報を提示するだけでは、多くのコンテンツに埋もれてしまい、見過ごされてしまう可能性が高まります。
3D CGIで制作されたコンテンツは、その斬新さ、美しさ、そして現実を超越したリアリティによって、一瞬で視覚的な驚きを提供し、ユーザーに「これは何だろう?」「もっと見てみたい」と興味を持たせ、スクロールを止めさせる力を持っています。
この「スクロールを止めるインパクト」こそが、メッセージを効果的に伝え、エンゲージメントを高め、最終的にビジネスの成果へと結びつけるための命綱となるのです。
なお、シャトルロックが提供している3DCGI制作サービスについてはこちらより詳細をご覧いただけます。
3DCGI活用のメリット
ここからは、3DCGIを活用することのメリットをご紹介します。多くの可能性を秘めている3DCGIですが、具体的にどのようなメリットがあるのか、1つずつご紹介します。
- リアルでは難しい表現ができる
- 視覚的訴求力の向上が期待できる
- 一貫性のあるビジュアル制作ができる
- コスト削減につながる
リアルでは難しい表現ができる
実写では撮影が困難な、あるいは不可能なシーンも3D CGIなら実現できます。
例えば、実物の撮影では難しい光沢感や質感を表現したり、限定パッケージなどを実物がなくても先行プロモーションできたり、スケールを無視して巨大な製品を手のひらサイズで見せたりといった表現もできるなど自由自在です。
これにより、製品やサービスの魅力を最大限に引き出し、伝えたい情報を分かりやすく具現化できます。
視覚的訴求力の向上が期待できる
3D CGIは、単なる情報の羅列では伝わりにくい複雑な内容を、直感的かつ鮮明に表現する力を持っています。
文字や静止画だけでは想像しにくい製品の内部構造や、サービスの複雑なプロセスも、3Dアニメーションとして視覚化することで、誰にでも「見てわかる」状態を作り出します。
これにより、顧客は製品やサービスに対する理解を深め、その価値を瞬時に把握できるため、結果として購買意欲や利用への関心を飛躍的に高めることが期待できます。
一貫性のあるビジュアル制作ができる
たとえば、実写撮影では季節・天候・ロケーション・照明などに左右されやすく、細部の演出にもバラつきが生じがちです。
一方で3DCGIなら、同じ世界観・ライティング・カラートーンを維持したまま、複数の商品を展開したり、異なるアングルや構成でも統一感のある表現が可能です。
さらに、ブランドガイドラインに沿った表現を、データベース化された3D素材を元に再利用できるため、ブランドイメージやデザインの一貫性を保ちながら、多様なプロモーション素材を展開することが可能になり、ブランドイメージの確立に効果的です。
コスト削減につながる
物理的な試作品の制作や、大規模なセットを組んで実写撮影するには多大なコストと時間が必要です。
3D CGIであれば、これらを仮想空間で完結できるため、コストや撮影費用を大幅に削減できる場合があります。
また、製品のカラーバリエーションの変更なども、CGデータがあれば効率的に対応可能なため、柔軟なクリエイティブ制作を実現できます。
3DCGI 制作会社選びで失敗しないコツ
3D CGIを自社で活用する場合、適切な制作会社を選ぶことが非常に重要です。以下のポイントを参考に、最適な制作会社を見つけましょう。
- 制作会社の専門性と実績
- 企画・提案力とコミュニケーション
- 納期・予算に対する柔軟な対応力
- クオリティと価格のバランス
制作会社の専門性と実績
制作会社の制作実績を確認しましょう。自社のターゲット層や表現したいイメージに合ったクオリティやテイストの作品があるか、また、これまでに制作をした業界やジャンルが自社と近しいかを確認することで、制作のイメージが湧きやすくなります。
企画・提案力とコミュニケーション
単に要望したものを作るだけでなく、企業やブランドの課題を理解し、それを解決または効果を最大化するための最適な3D CGIの活用方法や表現を積極的に提案してくれる会社を選びましょう。依頼する企業側の専門知識がない場合でも、分かりやすい説明や丁寧なコミュニケーションを取れる会社であれば、安心してプロジェクトを進められます。
納期・予算に対する柔軟な対応力
プロジェクトのスケジュールや予算は案件や状況により変動する可能性があります。タイトな納期への対応力や、予算内で最大限の効果を引き出すための柔軟な提案力があるかどうかも重要なポイントです。見積もりの内容が明確で、追加費用の発生条件なども事前に確認しておくと安心です。
クオリティと価格のバランス
安さだけで制作会社を選ぶのは危険です。品質が低いと、かえってブランドイメージを損ねる可能性もあります。重要なのは、提示された価格が制作物のクオリティに見合っているか、という点です。複数社から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
シャトルロックの3D CGI制作事例
シャトルロックも、3DCGIの制作が可能です。過去6,100社以上の代理店・ブランドの支援実績と300,000件以上の動画制作実績があるシャトルロックが制作した3D CGIの事例をご紹介いたします。
Primark(ファッションブランド)
Primarkは、アイルランド発祥のファッションブランドです。リーズナブルな価格でトレンディな洋服や日用雑貨などを販売しており、人気を集めています。
目的
・新店舗オープンの告知にあたり、FacebookやInstagramのリールにて、これまでにない斬新なアプローチを模索。
・視聴者の好奇心をかき立て、高いエンゲージメントを生み出す、他とは一線を画す動画コンテンツを追求。
解決策
・広告感の弱いUGC風動画と3Dモデリングを組み合わせて動画広告を制作。
・ UGC動画という信頼性を与えつつ、ブランドイメージを3Dモデルで表現しインパクトを演出。
結果
・オーガニック: 再生回数 130万回、いいね数 5.8千件を獲得し、160万人にリーチ(最近の平均の1000%増)。
・広告: インプレッション数 350万回、エンゲージメント数 48万を獲得。
シャトルロックが制作した、Primarkの3DCGI事例の詳細は以下にてご確認いただけます。
美容系ブランド
認知拡大を目的に、Instagramのリール配信を想定したクリエイティブを制作しました。
画像データではなく、製品の現物を用いて3Dモデリング化し、そこにラベルデータをつけて制作をしています。背景はAdobe stock などの無料素材を活用していますが、1から街並みなどの背景を生成することも可能です。
OOHの画面だけでなく、建物の前のオブジェや街灯部分の広告といった細かい部分まで、製品名・静止画広告を散りばめ、街全体を製品広告一色にしています。冒頭は、実際にユーザーがその場にいるかのように、視点を移動させるアニメーションを追加しています。
飲料系ブランド
上記事例同様、こちらも認知拡大を目的に、Instagramのリール配信を想定したクリエイティブを制作しました。
一見静止画に見えるOOH広告から商品が飛び出てくるといった意外性を持たせました。商品が地面に勢いよく着地するシーンでは、水しぶきを追加し、フレッシュさ・爽やかさを表現しています。
3DCGIにおける、シャトルロックの強み
シャトルロックジャパンはニュージーランドに本社を置くShuttlerock Limited * の日本法人です。9つの主要SNSプラットフォームの認定パートナー、X (Twitter) 広告認定代理店として業界最高水準のSNSマーケティングサービスを幅広く提供しています。そんなシャトルロックが提供する3DCGI制作における強みをご紹介します。
* Shuttlerock Limited:アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オセアニアなど9カ国で事業展開し、300名以上のメンバーで構成されるグローバル企業です。
企画から納品まで一貫対応!お客様の課題に寄り添う体制
シャトルロックは、単に3D CGIを制作するだけでなく、企業様の課題をヒアリングし、それを解決するための最適な3D CGIソリューションを企画段階からご提案します。企画立案、構成、シナリオ作成から、モデリング、アニメーション、レンダリング、そして編集・納品まで、ワンストップで対応します。
世界最高水準のクリエイエィブ
各SNSのパートナー企業として様々な動画広告を制作してきたノウハウとトレンドを基に3DCGIを制作します。リアルな質感表現、緻密なモデリング、流れるようなアニメーションや光の演出まで、細部にこだわり抜いたクリエイティブにより目をひくクリエイティブにし、貴社のブランドイメージ向上に貢献します。
スピードと柔軟性
企業様のタイトなスケジュールにもスピード感を持って対応し、多様なニーズにも柔軟にお応えできる体制を整えています。プロジェクトの規模や予算に合わせて、企業様にとって最適な施策をご提案いたします。
合わせて資料を見る

合わせて資料を見る 3DCGIの制作の流れや料金形態などはこちらの資料よりご確認いただけます!
まとめ
3D CGIは、商品やサービスの魅力を最大限に引き出し、複雑な情報や仮想のイメージを分かりやすく伝え、顧客のエンゲージメントを高めるための非常に強力なクリエイティブです。
そして、その効果を最大限に引き出すためには、企画力、技術力、そしてお客様に寄り添う提案力を持つ制作会社を選ぶことが不可欠です。
まずは3DCGIについての理解を深め、適切な判断ができるようにしておきましょう!
もし3D CGIの導入を検討していらっしゃいましたが、ぜひ一度シャトルロックにご相談ください。事例や制作における流れなどを直接ご紹介いたします!