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TikTokで多くの人に動画を届けたいなら、ハッシュタグの活用は欠かせません。ただ何となくタグをつけるだけでは、再生回数やフォロワーの増加にはつながりません。実は、TikTokのアルゴリズムはハッシュタグを通じて「誰に見せるべき動画か」を判断しています。
本記事では、TikTokにおけるハッシュタグの役割や効果的な使い方、トレンドの取り入れ方はもちろん、やってはいけないNG例までを網羅的に解説します。InstagramやX (Twitter) との違いも含め、TikTokならではの最適なハッシュタグ戦略を身につけましょう。
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TikTokのハッシュタグとは?まずは基本を押さえよう
TikTokにおけるハッシュタグは、動画の「ジャンル」や「テーマ」をTikTokのアルゴリズムに伝えるための重要なシグナルです。
ユーザーが検索したキーワードとの関連性を高めたり、「おすすめ」に表示される確率を上げたりする役割があります。タグを適切に使うことで、動画がより多くのターゲットユーザーに届きやすくなります。
なお、TikTokを活用して認知拡大を狙いたいマーケティング担当者の方は、ぜひキャンペーンも活用してみてください。TikTokのキャンペーンを成功させる方法や、成功事例については以下の記事で詳しくご紹介しています。
ハッシュタグの役割
TikTokのハッシュタグは、投稿された動画のジャンルやテーマを明確にし、ユーザーの検索やおすすめフィードへの表示に影響を与える重要な要素です。
ハッシュタグをうまく活用することで、関連動画として表示されやすくなり、視聴者の目に触れる機会を増やすことができます。また特定のテーマに関心を持つユーザー同士がつながりやすくなることもポイントです。
さらに、トレンドのハッシュタグを活用することで、話題性の高い内容に便乗し、新たなユーザーへの認知拡大も期待できます。
つまり、ハッシュタグはTikTokにおける“発見されるための入口”となる存在です。
TikTokにおけるハッシュタグの重要性とは?
TikTokでは「おすすめフィード」から動画を視聴するユーザーが多く、ハッシュタグの設定はそのフィードに載るための鍵となります。
関連性の高いタグを使うことで、視聴完了率やエンゲージメントの向上が見込め、アルゴリズム上での評価も高まります。結果的に動画の再生回数やフォロワー獲得につながるため、戦略的に活用することが重要です。
ハッシュタグを使うメリット|なぜつけるべきなのか?
TikTokでの投稿において、ハッシュタグは単なる装飾ではなく、ユーザーとの接点を生み出す「導線」として機能します。
ここでは、ハッシュタグを活用することで得られる具体的なメリットを整理してご紹介します。
「おすすめ」や検索に表示されやすくなる
TikTokではユーザーごとにパーソナライズされた「おすすめフィード」が用意されており、ここに表示されることで視聴数が一気に伸びる可能性があります。
アルゴリズムは動画に含まれるハッシュタグとユーザーの関心を結びつけてレコメンドするため、関連性の高いタグを設定すれば、検索やおすすめ欄に表示されやすくなるとされています。
なお、TikTokにアップした動画はTikTokだけでなくGoogleでも表示される機会が増えています。どのようにしたら上位表示を狙えるかをまとめた内容を以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
ターゲット層への認知拡大につながる
ハッシュタグは、特定の興味関心を持つユーザーに向けて発信する際のフィルターとして機能します。
たとえば「#新生活」「#社会人1年目」などのタグを使うことで、ピンポイントで狙ったターゲット層に投稿が届きやすくなり、認知を広げることが可能です。
トレンド参加による拡散効果も期待できる
TikTokでは、トレンドタグに乗ることで一気に再生数が跳ね上がるケースが多く見られます。
たとえば、期間限定のチャレンジや音源とセットで活用されるタグに参加すれば、同じタグをチェックしているユーザーからの視聴やエンゲージメントが増加します。拡散を狙うなら、トレンドとの掛け合わせは外せません。
ハッシュタグの正しい付け方・操作手順
ハッシュタグの効果を最大限に活かすには、正しい手順で入力することが重要です。どこに、どのように記載すればアルゴリズムに認識されやすくなるのか。基本的な操作方法や注意点を押さえておきましょう。
TikTokでハッシュタグを設定するには、まず動画を撮影またはアップロード後、投稿画面でキャプション欄に「#」を入力し、その後にキーワードを続けて記述します。

入力途中には関連タグの候補と再生回数も表示されるため、人気タグを選ぶ際の目安になります。正確に入力することが大切で、全角の#や記号の混在はNGです。

投稿後の編集はできる?できない?
TikTokでは一度投稿した動画のハッシュタグは後から編集できません。変更や追加を行いたい場合は、投稿そのものを削除して再アップロードする必要があります。
そのため、投稿前には誤字脱字やタグの選定ミスがないかを入念にチェックすることが重要です。特にブランド名や固有名詞はミスが起きやすいため注意が必要です。
ハッシュタグの選び方と戦略的な使い分け
ただ人気のタグをつけるだけでは、視聴される動画にはなりません。
重要なのは「誰に見せたいか」「どの検索軸でヒットさせたいか」を明確にし、トレンドとジャンル、そしてニッチを戦略的に組み合わせることです。
ここでは、ハッシュタグ選定の4つのポイントを紹介します。
なお、TikTokを活用して効果を得たいマーケティング担当者の方は以下の資料も参考にしてみてください。
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ターゲットに合わせたタグを選ぶ
まず大前提として「誰に見てほしい動画か」を明確にすることが大切です。若年層のトレンド感度が高い層を狙うのか、主婦やビジネスパーソン向けの実用的な動画なのかで使うタグは大きく異なります。
たとえば「#小学生ママあるある」「#就活のリアル」など、ペルソナの検索行動に近いタグを使うことで、興味関心の強いユーザーにリーチできます。
日本向けトレンドタグの探し方(Creative Center活用など)
最新トレンドのタグは、TikTok Creative Centerの「トレンドハッシュタグ」セクションを活用するのが効果的です。

視聴回数、急上昇度、投稿本数といったデータをもとに、信頼性の高いタグ選定が可能です。ほかにも、アプリ内検索バーにキーワードを入れて「ハッシュタグ」タブを選ぶことで、関連タグの人気順も確認できます。
また「おすすめ」フィードを日常的にチェックし、繰り返し流れてくる音源やエフェクトをリサーチしたり、「発見」タブで「トレンド」セクションや「人気ハッシュタグ」を定期的に確認することも大切です。
ただ、トレンドはスピードがとても大切です。トレンドは移り変わりが非常に早く、旬を過ぎるとリーチが激減するため、トレンドを活用するためには、できるだけ早く動画を作成し、投稿しましょう。
TikTokハッシュタグはいくつまで?
TikTokではハッシュタグの入力個数に厳密な上限はないものの、実際には「多すぎると逆効果」になるケースがあるため注意が必要です。視認性やアルゴリズムへの影響を考慮し、適切な数と配置の工夫が再生数アップの鍵を握ります。
多くの運用実績やTikTok運営からの間接的な発信を踏まえると、投稿に含めるハッシュタグの理想的な数は3〜6個が一般的です。
3個以下だと露出機会が限られやすく、7個以上だとスパム認定や視聴者の違和感を招くリスクがあります。
特に「#人気」「#バズる」「#foryou」など汎用タグを大量に並べると、動画の質が低く見えることもあるため、目的と内容に合った精選タグを使うことが重要です。
ハッシュタグが反映されない・効果が出ないときの対処法
せっかくハッシュタグを付けても、検索にヒットしない、再生数に変化がないといったケースは少なくありません。ここでは、タグが正しく機能していない原因と対処法を整理してご紹介します。
スペース・記号・文字化けの注意点
TikTokのハッシュタグは、「#」に続く文字列をスペースや記号がない状態で繋げる必要があります。以下のような入力は正しく認識されないので注意してください。
- 「#Tik Tok」→「#Tik」のみがタグとして処理される
- 「#レシピ、簡単」→「#レシピ」のみ有効
- 「#おすすめ!」→「!」以降が無効化される
また、機種依存文字や絵文字をタグに含めると、文字化けや無効タグの原因にもなるため避けましょう。
アカウント制限や表示制御の可能性も
問題がないのに何度投稿してもタグが機能しない場合、アカウントが一時的に制限を受けている可能性もあります。
- スパム投稿の疑い(タグの乱用・同一動画の連続投稿)
- 過去の違反履歴(ガイドライン違反コンテンツ)
- TikTok側のAIによる表示制御(シャドウバン)
このような場合は、運営ポリシーを再確認し、投稿内容を健全に整えた上で数日空けて投稿してみるのがおすすめです。異常が続くようならTikTokのサポートに問い合わせを行いましょう。
ハッシュタグを付けるときのNG行動
TikTokでハッシュタグを効果的に使うためには「避けるべき行動」も知っておく必要があります。誤った使い方をしてしまうと、アルゴリズムに評価されず視聴数が伸びないだけでなく、スパムと判断されるリスクもあります。
以下のNG例に注意しましょう。
無関係なタグでスパム認定
動画の内容とまったく関係のない人気タグを付けて視聴回数を稼ごうとする行為は、スパム判定の対象になります。たとえば料理動画に「#ファッション」などを付けても、TikTokのAIは関連性が低いと判断し、動画をおすすめに表示しなくなります。
ユーザーからも「なんでこのタグ?」と不信感を持たれやすいため、ハッシュタグは必ず投稿の内容と一致するものを選びましょう。
画面が見づらくなるほどのタグ過多
たくさんのユーザーに届いてほしいからといって、ハッシュタグを10個以上羅列するのは逆効果です。画面がごちゃついて見にくくなり、視聴者の離脱を招きやすくなります。
必要以上にタグを付けると「必死感」や「宣伝臭」が強くなり、ユーザーから敬遠されることもあります。
意味が曖昧な抽象タグの多用
「#素敵な一日」「#楽しかった」「#すごい」などの意味が広すぎる抽象的なタグは、検索性も低く、他の投稿に埋もれてしまいがちです。特にビッグタグばかり使っていると、競合が多く上位表示は非常に困難になります。
具体的で関連性の高いタグを選ぶことが、効果的なリーチの鍵です。
投稿ターゲットとズレたタグ選定
ターゲットが学生であるのに「#ママライフ」や「#ビジネスマン」など、想定する視聴者層とずれたタグを付けてしまうと、動画が届くべき相手に届かず、結果的に視聴完了率やエンゲージメントが下がります。
タグ選定は「誰にこの動画を届けたいか?」を常に意識して行いましょう。
まとめ
TikTokでバズを狙うためには、動画のクオリティだけでなくハッシュタグの活用がカギとなります。適切なタグは、検索ヒット率を高めるだけでなく、TikTokのアルゴリズムにも評価されやすくなり、「おすすめ」への掲載やターゲット層への認知拡大につながります。
とくに企業アカウントの場合は、自社のブランド名やサービス名をタグ化しておくことで、長期的な認知資産としても機能します。
常にトレンドを追いながら、ユーザー目線を忘れずに、タグを「貼る」ではなく「届ける」視点で活用していくことが、TikTokマーケティングの成功の近道です。