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YouTubeのTrueView広告とは?成果を出すコツ5つも解説!

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YouTubeのTrueView広告は聞いたことがあるけれど、どのようなものなのか、また成果を出すにはどのような工夫が必要なのかが知りたい!と思ってるマーケティング担当者必見。

YouTubeの動画広告は見たことがあっても、さまざまな種類があるため、いざ自社で動画広告を出そうと考えた時、どの広告を選べば良いのか悩む方が少なくありません。

この記事ではYouTube広告の中でも、代表的なTrueView広告について、その種類や特徴を解説していきます。YouTubeはSNSの中でも多くのユーザーがいるので、YouTubeに広告を出稿することは企業にとっても効果が高いです。

TrueView広告の特徴、種類、費用、メリット、広告の効果を出すコツを解説していきますので、自社がYouTube広告を配信する際に何を選べば良いのか判断材料に活用してください。

YouTubeのTrueView広告とは

YouTubeのTrueView広告とは、YouTubeで動画を見る際に動画が始まる前や動画の再生途中で流される広告動画です。

フォーマットとして、TrueViewインストリーム広告・TrueViewディスカバリー広告・バンパー広告の3種類があります。

それぞれ特徴が異なるため、違いを理解し、自社や商品、サービスのターゲット層などを考えた時に、どれが一番効果的かを考えることが大切です。

YouTubeのTrueView広告の種類

TrueViewインストリーム広告、TrueViewディスカバリー広告、バンパー広告の3種類について、それぞれの特徴を詳しくご紹介していきます。

TrueViewインストリーム広告

TrueViewインストリーム広告は3つの箇所で流すことが可能です。
1つ目は動画視聴前で、これをプレロール広告と呼んでいます。2つ目は再生途中のミッドロール広告、3つめは再生が終わった時点で流れるポストロール広告です。

ミッドロール広告とポストロール広告は、再生される動画の長さが8分以上ないと設定できません。
人気YouTuberの動画などは短めのものが多く、一方で尺が長い動画は最後まで視聴されないケースも多いです。

そのため、一番選ばれているのは、プレロール広告です。
動画が始まる前に流されるので、視聴率が高く、高い効果が期待できます。

●スキップの有無

TrueViewインストリーム広告は、広告動画をスキップ可能なタイプとスキップできないタイプに分かれます。
それぞれの特徴を見ていきましょう。

・スキップ可能なインストリーム広告

広告動画が最低5秒間流れれば、あとは右下に現れるスキップボタンを押すことで、速やかに見たい動画が始まる方式です。動画の長さを問わず設定できます。しかし、興味がないユーザーはすぐにスキップしてしまい、スキップできる秒数のカウントに目を奪われ、最低5秒さえ目に入らないおそれがあります。

ただし、スキップすると料金が発生しないため、スキップしないユーザーが広告に興味を持ってくれたと仮定すると、費用対効果の高い広告だと言えます。

・スキップ不可能なインストリーム広告

広告動画のスキップができないインストリーム広告には、15秒と30秒の2種類があります。

スキップができないため、見たい動画がすぐに見られないことから広告が不快に感じ、自社ブランドや商品のイメージが悪くなるリスクがあったり、再生しようとした動画自体の視聴をあきらめて離脱されてしまうおそれがあります。

しかし、広告動画を最後まで見てもらえる可能性が高いというメリットがあります。そのため、不快に思われず、見ていて飽きないクリエイティブ作成が重要になります。

TrueViewディスカバリー広告

TrueViewディスカバリー広告はYouTubeのホーム画面や動画を検索した結果が表示される画面において、関連動画の横の部分などに表示される広告です。

検索したキーワードや過去に視聴した動画に関連する広告動画が表示される仕組みになっています。
サムネイル画像+テキストの形式で表示されており、興味を持ったユーザーがクリックすれば、広告動画が流れます。

興味を持ったユーザーのみが視聴する可能性が高いので、コンバージョンにもつながりやすいのがメリットです。なお、YouTube TrueView 「ディスカバリー広告」の名称が、「インフィード動画広告」に変更されましたので注意してください。(参考:google広告ヘルプ

バンパー広告

バンパー広告は見たい動画を再生している途中で流れる6秒以下の広告動画です。

スキップができず、見たい動画の続きを視聴したければ、広告も流しておかざるを得ません。
たった6秒なので、いかにインパクトが残せるかがポイントです。

新商品や普及させたいサービスの名称アピールなどに使えます。

YouTubeのTrueView広告の費用形態

TrueViewインストリーム広告、TrueViewディスカバリー広告、バンパー広告の費用形態について見ていきましょう。

TrueViewインストリーム広告

スキップ可能なインストリーム広告の料金はユーザーが最後まで動画広告を視聴したか、広告内のリンクをタップした時のみ課金されるCPCV 課金制なので、広告コストの無駄がありません。
費用相場は30秒以上再生された場合または、1クリックされた場合に3円~20円と課金も抑えめです。

スキップ不可なインストリーム広告は、広告が1,000回表示されるごとに課金されるCPM課金制です。
1回表示あたり0.4円~0.6円で、1000回表示されるごとに費用が発生します。

TrueViewディスカバリー広告

課金方式はワンクリックごとに課金されるCPCです。相場費用1クリックあたり3円~20円となります。
興味を持ったユーザーが能動的にクリックして視聴するタイプの広告なので、コストパフォーマンスは高いです。

バンパー広告

料金体系は、広告が1,000回表示されるごとに課金されるCPM課金制です。
費用相場は、1回表示あたり0.3円~0.6円と低コストで、1,000回表示されるごとに課金されます。

YouTubeのTrueView広告活用のメリット5つ

YouTubeのTrueView広告活用の5つのメリットはユーザー数が多いこと、テレビの80%以上の宣伝効果があること、ターゲットを絞れること、広告費を効率的に使えること、自社サイトに直接誘導できることです。それぞれ見ていきましょう。

・ユーザー数が多い

国内には子どもからシニアまで5,000万人ものユーザーがいるとされ、SNSの中でも人気を誇っています。
さらに、海外にも多くのユーザーがいるため、商品やサービスによっては海外からも思わぬ反響が得られるケースも少なくありません。

・テレビの80%以上の宣伝効果

今の時代、若い方を中心にテレビ離れが進んでいます。テレビを持たない一人暮らしの学生や社会人も増えてきました。また、テレビCMは制作費も高く、手間もかかります。人気番組やターゲット層が見そうな番組の配信枠を確保するにも競争が激しく、配信費用も莫大になります。

これに対して、YouTubeは比較的シンプルな動画を配信することができるので、制作費用も抑えられ、広告コストも低コストです。

子どもから大人まで24時間365日、多くのユーザーが検索して視聴しています。
お気に入りのYouTuberの動画を毎日チェックしている人も多く、テレビの80%以上の宣伝効果が得られ、コストパフォーマンスも高いです。

・ターゲットを絞れる

自社の商品やサービスのターゲット層に視聴される可能性が高いYouTube動画に絞って、配信することが可能です。

テレビや新聞などのマスメディアと異なり、ターゲットを絞り込めるので、コンバージョンアップが期待できます。

・広告費を効率的に使える

広告動画の種類や特徴により、納得のいく料金体系になっています。

視聴されない限り課金されない、強制的に視聴されるものは1,000回視聴されたならなど、広告費用のかかり方に無駄がありません。

全然試聴されていないのに課金されるというロスが出にくいので、広告費を効率的に使えます。

・自社サイトに直接誘導できる

最近、テレビCMでも「詳しくはWebで」という場合や雑誌広告などにURLが記載されているケースも増えてきました。ですが、よほど興味がない限り、サイトにアクセスする人はいないでしょう。

YouTube広告はインターネット上で視聴できるため、興味を持った瞬間、移動ができます。
すぐに購入してもらえることや申し込みにつながるなど、コンバージョン率も高いです。

YouTubeのTrueView広告の成功のコツ5つ

YouTubeのTrueView広告のコツ5つは冒頭5秒でユーザーを惹きつけること、ペルソナへ実際に訴えかけること、テロップを効果的に入れること、実際のデバイスで確認すること、アクションを明確に促すことです。

冒頭5秒でユーザーを惹きつける

バンパー広告は6秒限定、スキップ可能なインストリーム広告は5秒経過後スキップ可能になります。
そのほか、長い尺が取れる動画広告でも、冒頭5秒で勝負をかけるようにしましょう。
ユーザーの興味はそもそも、試聴したい動画なので、長い尺で訴えかけても頭に入ってきません。
瞬間的に印象を残すのがコツです。

ペルソナへ実際に訴えかける

ターゲット層に訴えるといっても、一定のターゲットではなく、より絞り込みましょう。
たとえば、20代の男性社会人がターゲットの商品の場合、どんな男性なのか、具体的な像を設定しましょう。

その商品を使って欲しいのは、どんな人でしょうか。どんな仕事をしていて、プライベートはどんな感じで、どんなライフスタイルを送っているのか、具体的にイメージしたペルソナを設定します。

そのペルソナに訴えかけるような内容の動画を作成しましょう。

テロップを効果的に入れる

短時間でインパクトを残すには、耳から入ってくる情報だけでなく、目からの情報を入れましょう。
YouTubeのユーザーは視聴環境もさまざまで、職場や移動中、自宅で家族がいる場所など、音を絞って見ている人もいます。

YouTube動画の中には、音声よりテロップや字幕メインで、レシピなどを解説している動画もあるので、文字でのPRも外せないコツです。

実際のデバイスで確認する

動画が完成したら、すぐに配信手配するのではなく、ユーザーが使用するであろう、さまざまなデバイスで見え方を確認しましょう。

大画面のパソコンをはじめ、画面が小さなノートパソコン、タブレット、スマホの確認が必要です。
特にスマホで視聴するユーザーは多いです。

横画面で見る方も多い一方、電車での移動中に縦画面で視聴する人も少なくありません。
内容がしっかり見てもらえるか、画面やテロップが切れていないか、クリックバナーがわかりやすいかなど見直しましょう。

アクションを明確に促す

アクションとは、広告を見たことで求める効果につなげるステップのことです。
商品ならオンラインショップにつなげる、サービスなら申し込みや資料請求、問い合わせ窓口につなげるなどアクションにつながるようにしましょう。

動画の最後にクリック画面を流すことや常にクリックできるバナーを表示させ続けるなどもコツの一つです。

まとめ

YouTubeのTrueView広告とは何かや、成果を出すコツをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

YouTube広告はTVCMよりも制作費用を抑えることができ、ターゲティング、その後のアクションまでできるのが強みです。

是非、ご紹介した効果を出すコツを踏まえながらYouTube広告にトライしてみてください!

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