SNS運用
たったこれだけ!Twitterの企業アカウント運用4つのコツ

Twitterの企業アカウント運用は、時間を掛けた分だけ必ず結果が出るというものではありません。
ファンを獲得し売上にも貢献したいと思ってTwitter運用を開始したものの、なかなか思うような結果が出ないと感じている企業も多いのが実情です。一方、なかにはTwitterを上手に活用して、認知拡大やユーザーのファン化を実現している企業もあります。
そこで今回は、「Twitterの企業アカウント運用における4つのコツ」をご紹介していきます。これからアカウント運用を開始する方も、なかなか結果が出ずに困っている方も、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
Twitterの企業アカウント運用とは
Twitterの企業アカウント運用とは、自社の商品やサービスの宣伝などを目的として多くの企業が取り入れているマーケティング手法です。Twitterは拡散力が高くユーザーとの交流も図りやすいため、企業にとっても利用価値の高い手段となっています。
Twitterで多くのユーザーに共感や興味を持ってもらえると、メディアでも大々的に取り上げられて爆発的な人気になる場合もあります。また、ユーザーが自社商品についてどのように考えているのかアンケートを取らずとも、ツイートを見ることでリアルタイムでの情報収集もできてしまいます。
ほかにもSNSはありますが、Twitterは特にユーザーとの交流が図りやすく距離が近くなるため、ファンの獲得にも繋がりやすい点が特徴です。利用者の層としては基本的には若い世代が多いですが、30代〜50代まで幅広い年代の方も利用しています。
企業アカウント運用のメリット
Twitterで企業アカウントを運用するメリットは多く、工夫次第では予想以上の反響を受ける場合もあります。具体的なメリットについて、簡単にご紹介していきます。
商品やサービスの認知拡大ができる
Twitterは、ほかのSNSに比べ高い拡散機能が特徴で、新規ファン獲得に強みがあります。魅力的な商品やサービスであれば、リツイートで自然に拡散されます。これまで商品について全く知らなかった方に興味を持ってもらうきっかけ作りに有効です。
またユーザーから人気のアカウントになることで、企業としての認知度もグっと上がります。商品をきっかけに企業自体のファンになってくれて、継続的に興味を持ってアカウントの発信を見てくれるようになるのです。そのため短期的ではなく、長期的なブランディング効果を期待することができます。
売上アップにつながる
Twitterの運用は、売上アップにも直結します。例えば、ツイートには商品サイトのURLを貼り付けることもできるため、Twitter上で購入までの導線を確立できるのです。
また、Twitterはキャンペーンを実施しやすいことでも有名です。リツイートや写真投稿を応募条件にキャンペーンを行うと、一気に商品やサービスを拡散して売上へと貢献できるでしょう。
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ユーザーの意見を知れる
自社として魅力的なキャンペーンを打ち出したつもりでも、ユーザーが実際どう感じているのか率直な意見を知るのは難しいものです。
Twitterを活用すれば、正直なユーザーの反応を知ることができます。良い意見ばかりではなくても、逆に惜しい点なども正直に伝えてもらったほうが今後の商品・サービス作りに活かすことができます。
Twitterの企業アカウント運用4つのコツ
ここからは、Twitterで企業アカウントを運用するためのコツを順番に紹介していきます。これから運用を開始する方、運用がうまくいっていない方は、こちらで紹介する4つのコツを試してみてください。
1. 運用目的を明確にする
まずは、Twitter運用の目的を明確にするようにしましょう。期間限定商品の認知を拡大する、ウェブサイトへの流入数を増やすなど、自社にとっての運用目的を決めておくことが重要です。目的を明確にせずに運用を始めてしまうと、成果の検証もできずに終わってしまいます。
明確なKPIについても決めておければベストですが、実際に運用してから気づきを得ることも多いです。そのため、まずは運用目的と共に直近3ヶ月の目標と運用スケジュールを決めるようにしましょう。
2. 競合や人気アカウントから学ぶ
次に、Twitterマーケティングに成功している人気企業や競合企業のアカウントを分析してみましょう。実際にどんなツイートをし、キャンペーンはどんな風に開催しているのか見ていくと、ユーザーにとって魅力になっている部分がわかってきます。
人気企業のツイートを分析し、リツイートやいいねが多い投稿を自社アカウントでも再現するなど、成功している要素を積極的に取り入れていきましょう。
3. ユーザーとの交流を大切にする
3つ目のコツは、ユーザーとの積極的な交流です。
人気の企業アカウントは、ユーザーの心の掴み方が上手。近い距離でフォロワーとコミュニケーションを取り、ユーザーが望む声に応えています。これまで直接企業と交流が取れなかったユーザーも、伝えたいことをやり取りできると心がグっと近付き、ファンになります。企業側もそれを知っていて、ユーザーとの交流を大切にしているところが多いです。
人気の企業アカウントでは、文字だけでなく絵文字も取り入れてユーザーと交流するなど、親近感がわくやり取りが注目を集めています。
また、ネガティブな意見に対しても紳士的に丁寧に対応すると、信頼感を得ることができ、逆にファンになってくれるケースもあります。
4. キャンペーンできっかけを作る
企業アカウント運用における最後のコツは、Twitterキャンペーンを活用することです。
自社の元々のファンであれば、Twitterで企業名を見てそのままフォローしてくれる可能性もあります。しかしほとんどの場合は、何かきっかけがないとユーザーはフォローしてくれません。フォロワーを増やすためには、Twitterキャンペーンの活用が有効。「フォロー&リツイートで、何名様に賞品をプレゼント」といった、魅力的なキャンペーンを実施しましょう。
ユニークで話題になるようなキャンペーンだと、そこから多くの方に企業アカウントを知ってもらえるようになります。結果としてフォロワーも増え、キャンペーン以降の投稿も注目されやすくなります。
SNSの企業アカウントをフォローしたきっかけの9割が、キャンペーンに応募するためというデータもあり、キャンペーンを皮切りに人気アカウントへ上り詰めた企業も多いです。
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Twitter運用における注意点
企業の商品やサービスを知ってもらうためにメリットも多いTwitterですが、利用する際の注意点もあります。
交流における注意点
まずは、ユーザーとの交流における注意点です。同じユーザーとばかり近い距離でリプライなどのやり取りをし、ほかの人と差をつけてしまわないよう気をつけましょう。偏った交流は他のフォロワーからの信頼をなくし、せっかくファンになった方も去っていってしまいます。企業アカウントとして、フェアな交流を意識することが大切です。
炎上リスクを回避する
Twitterで炎上してしまうと、企業の信頼を大きく下げてしまう可能性があるため注意が必要です。特に少しの気の緩みで投稿したツイートが炎上してしまう、というケースはよくあります。フォロワーが増えてきた際には特に注意が必要で、不適切なツイートもすぐに拡散されてしまいます。
不確定な情報の発信や差別と捉えられるような発言は炎上の原因になりやすいです。ツイートが誰かを傷付けるような内容になっていないかを何人かでダブルチェックし、問題ないと判断したものだけをツイートするようにしましょう。企業のアカウントは1人だけに任せるのではなく、社内で協力して良い投稿をできるようにするのが大切です。
問い合わせ対応のルール化
Twitterに寄せられる返信は、良いものばかりとは限りません。時には厳しい意見もありますし、製品についてわからないことを問われるケースもあります。もし、本来電話などで問い合わせを受け付けているものがTwitterに来てしまった場合、どう対応するのかという部分を事前に考えておきましょう。
そのままTwitterのメッセージから直接答えるのか、そういったものはすべて自社の問い合わせ窓口に回すのかなどを考えておくのは重要です。あらかじめ対応方法を決めておけばスムーズな運用ができるでしょう。
フェーズごとに施策を変える
企業でTwitter運用を始めたばかりのフェーズでは、まずフォロワーを増やすのが目的になるケースが多いです。しかし、キャンペーンなどを上手に活用すると、次第にフォロワー数は伸びてきます。
今度は「リピーターとなるファンを増やす」など次の目標ができると思うので、たとえばファンとの交流頻度を上げるなど、目標やフェーズに合わせて施策を変えていきましょう。
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まとめ
Twitterの企業アカウント運用における4つのコツを解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
Twitterの運用を成功させるには、コツを得て実行していくことが重要です。フォロワーを増やしたいときには、キャンペーンを行いユーザーとの交流もしっかりと図って満足度を上げましょう。
企業のマーケティングとして活用しやすいTwitterですが、炎上するリスクなども伴っています。注意点も心得て、丁寧なアカウント運用を行いましょう!