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企業がX (Twitter)を活用してマーケティングを行う場合、効果的な投稿が行えているかを分析することが大切です。そこで重要になる指標が、エンゲージメントです。
単に、フォロワー数やいいねの回数だけではなく、エンゲージメントを細かく分析していくことで、より詳細にX (Twitter)投稿の効果測定ができます。
本記事では、X (Twitter)のエンゲージメントについて解説していきます。エンゲージメントの種類や確認・分析・数値を高める方法などについても触れていきますので、企業のX (Twitter)運用担当者はぜひ参考にしてみてください。
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X (Twitter)エンゲージメントとは
X (Twitter)のエンゲージメントとは、ユーザーが特定のポストに「反応」した回数を示す指標です。
ユーザーの反応とは、「いいね」を押したり、リポストしたりするなどの具体的な行動を起こすことを指しています。
他には、ポスト内にあるリンクをクリックした回数や、投稿者のプロフィール欄をクリックした回数などがエンゲージメントとしてカウントされます。
このように、ユーザーの様々な行動がエンゲージメントとして数えられるため、一人のユーザーで複数のエンゲージメント数がカウントされることもあります。
そして、エンゲージメントの数が多いほど、ユーザーの反応は良好であると捉えることができます。
エンゲージメントの数値が高い = ユーザーの反応が良い
X (Twitter)を企業のマーケティングで活用する場合は、ポストに対して何かしらの反応をユーザーが取らなければ意味がありません。だからこそ、X (Twitter)のエンゲージメントに注目するべきなのです。
X (Twitter)エンゲージメントとインプレッションの違い
また、X (Twitter)の効果を測定するときに重要となる「インプレッション」という数値もあります。
インプレッションとは、他のユーザーのタイムラインにポストが表示された回数を指します。
例えば、関連のポストとして表示されたり、キーワードで検索した際に表示されたりした回数がインプレッションとしてカウントされます。
インプレッションは「ポストが表示された回数」であり、エンゲージメントは「ユーザーがポストに反応した回数」と覚えておくと良いでしょう。
インプレッション 「ポストが表示された回数」
エンゲージメント 「ユーザーがポストに反応した回数」
インプレッションが多いほど、多くのユーザーに情報が届いていることを意味します。
商品やサービスの認知拡大を狙う企業のマーケティングにおいて、重要な指標であることは間違いありません。
X (Twitter) エンゲージメントの種類
ここでは、X (Twitter)のエンゲージメントの種類について、詳しく解説していきます。
主なエンゲージメントとして、以下の項目が挙げられます。
・いいね
・リポスト
・返信
・メディアのエンゲージメント
・リンクのクリック
・ハッシュタグのクリック
・詳細のクリック
それぞれの詳細を、解説していきます。
いいね
ユーザーが「いいね」ボタンをクリックすると、エンゲージメントとしてカウントされます。
ユーザーの反応としては、最も気軽にできるアクションであり、ポストが受け入れられたことを表す代表的な数値です。
「いいね」の数を分析すれば、どのような内容のポストがユーザーに求められているのかを判断することができます。
また、多くのユーザーから「いいね」を集めることができれば、「話題のポスト」に掲載されて、さらに注目を集めることもできます。
さらに、X (Twitter)でフォローしているユーザーが「いいね」をすると、自分のタイムラインに表示される仕組みになっています。
そのため、多くの「いいね」を集めることは、情報の拡散につながるのです。
リポスト
リポストとは、他人の投稿を再びポストして拡散させることです。
このリポストもX (Twitter)において、エンゲージメントとして数えられます。
ユーザーがポスト内容を「他の人にも拡散した方が良い」と判断した結果であり、良い反応が得られたポストの証拠であるといえます。
例えば、質の悪い情報をリポストした場合、そのリポストを受けた他のユーザーの信用を損ねる可能性もあります。
そのため、リポストをしてもらうためには、ユーザーが求めていて、なおかつ信用性のある情報を発信しなければなりません。
返信
ポストに対して、ユーザーがコメント(返信)をするというアクションも、X (Twitter)ではエンゲージメントとしてカウントされます。
「いいね」やポストはワンクリックでできる簡単な反応ですが、返信はわざわざ文字を入力する手間がかかります。
そのため、非常に良好なユーザーの反応と捉えることができます。
また、ユーザーの返信に対して、こちらから返信を返すというように、ユーザーとコミュニケーションが取れるといったメリットがあります。
メディアのエンゲージメント
メディアのエンゲージメントとは、投稿した画像や動画がクリックされ、表示された回数を指しています。
画像や動画をポストに含めることで、より多くの情報を効率よく伝えられます。
そのため、ユーザーにエンゲージメントを求める施策として、画像や動画を活用したポストは効果が高いといえます。
リンクのクリック
ポストに貼ったリンク(URL)をクリックすることも、エンゲージメントに該当します。
ポストの内容に関連するブログ記事などのURLを含めることで、このエンゲージメントを高めることができます。
また、自社のサービスサイトやブログへ、ユーザーを誘導(集客)できるというメリットもあります。
ハッシュタグのクリック
ハッシュタグ「#」を付けてポストした場合に、ユーザーがハッシュタグをクリックすることもエンゲージメントとして数えられます。
人気の高いハッシュタグを含めれば、そのハッシュタグで検索したユーザーに閲覧される可能性が高まります。
X (Twitter)のハッシュタグは、ユーザーが興味の高いトピックで検索するため、特定の分野の商品をPRするには非常に便利な機能です。
そのため、マーケティングにおいて、重要なエンゲージメントということもできます。
詳細のクリック
詳細のクリックとは、タイムラインに表示されたポストをユーザーがタップして、そのポストを単体で表示することを指します。
例えば、他のユーザーからの返信があるツイートは、そのツイートをタップして単体で表示させなければ、返信のコメント内容は確認できません。
そのため、ポスト内容に関心の高いユーザーが集まってきたことを表すエンゲージメントであるといえます。
X (Twitter)エンゲージメント率とは
ポストの表示回数を示すインプレッションを高めることは、多くの人に情報を届けることになるため、マーケティングにおいて重要です。
ただ、インプレッションが高くても、ユーザーが反応しなければ意味がありません。
そこで、インプレッション数に対して、どれだけのユーザーの反応があったかの割合に注目する必要があります。
このとき、その指標となるのが「エンゲージメント率」です。
エンゲージメント率とは、インプレッション数に対してのエンゲージメントの割合を示す数値です。
X (Twitter) エンゲージメント率の計算方法
エンゲージメント率は、以下の計算式によって算出できます。
エンゲージメント率 = エンゲージメント数 ÷ インプレッション数(×100%)
例えば、新商品を紹介するポストを投稿したとします。
このポストのインプレッション数が伸びていたとしても、エンゲージメント率が低ければ、ポストの効果は低いといえます。
もちろん、企業のマーケティングとしても、成果が出ていないことになります。
そのため、ポストで投稿した内容を見直すなどして、改善に努めなければいけません。
X (Twitter)エンゲージメントの確認方法
ここでは、X (Twitter)のエンゲージメントを確認する方法について解説していきます。
確認方法は「ポストアクティビティ」と「X (Twitter)アナリティクス」の2種類あり、パソコンやモバイル端末で確認できます。
ポストアクティビティ
最初に、ポストアクティビティの確認方法(パソコン版)です。
・操作1
投稿したポスト欄の下段に左からコメント・リポスト・いいね・保存を表すアイコンがあるため、そこから数値を確認できます。
また、「ポストのエンゲージメントを表示」では、「エンゲージメント」のアクションを行なったユーザーのアカウントが表示されます。
X (Twitter)アナリティクス
次に、X (Twitter)アナリティクスの確認方法(パソコン版)です。
なお、現在は「Xプレミアム」に加入をしていないとアナリティクスを見られない仕様になっています。まずは登録を行いましょう。
参考:Xヘルプセンター「Xプレミアムについて」
・操作1
左側のメニューから「もっと見る」 → 「設定とプライバシー」 → 「プレミアム」→「アナリティクス」を選択します。
・操作2
該当のアカウントのパフォーマンス状況が確認できます。
なお、ポストごとのエンゲージメント数やインプレッション数など、細かく数値を確認することもできます。
X (Twitter)エンゲージメントに影響する要因とは?
エンゲージメントを高めるためには、様々な要因を理解し、戦略的に活用することが必要です。
以下では、エンゲージメントに影響を与える主な要因について詳しく解説します。
ターゲットオーディエンスの属性
ターゲットオーディエンスの年齢、性別などの属性を正確に把握することは、効果的なエンゲージメント戦略の基盤となります。
オーディエンスのニーズや嗜好に合わせたコンテンツを提供することで、反応率が向上し、より深い関係性を築くことが可能です。
X (Twitter)のアナリティクスを活用して、ターゲット層に最適なメッセージを発信しましょう。
ポストの投稿頻度とタイミング
ポストの投稿頻度とタイミングは、エンゲージメントに大きな影響を与えます。
適切な頻度で投稿することで、フォロワーの関心を維持し、過剰な投稿による疲労感を避けることが可能です。
また、ユーザーが最もアクティブな時間帯に投稿することで、投稿の露出率を高め、エンゲージメントの機会を増やすことができます。
X (Twitter) アナリティクスを使用して最適な投稿スケジュールを見つけましょう。
コンテンツの質と視覚的な要素
高品質なコンテンツと視覚的な要素は、エンゲージメントを促進する鍵です。
情報価値の高いテキスト、魅力的な画像や動画、インフォグラフィックなどを組み合わせることで、ユーザーの関心を引きやすくなります。
さらに、一貫したブランドイメージやデザインを維持することで、認知度の向上と信頼感の構築に寄与します。クリエイティブなコンテンツ制作を心がけましょう。
アルゴリズムの変動
Xのアルゴリズムは定期的に更新され、エンゲージメントに影響を与えます。
アルゴリズムの変動に対応するためには、最新の動向を常にチェックし、柔軟に戦略を調整することが重要です。
例えば、エンゲージメントの高いコンテンツを優先的に表示するようになった場合、そのアルゴリズムに適応した投稿内容や形式を採用する必要があります。
アルゴリズムの理解と適応力が成功の鍵となります。
X (Twitter)エンゲージメントが重要な理由
X (Twitter)を運用していくにあたり、なぜエンゲージメントの数値が重要になるのでしょうか?
主な理由として、以下の項目を挙げることができます。
理由1 X (Twitter)運用の改善に役立つため
理由2 インプレッションの増加に繋がるため
理由3 ユーザー分析に役立つため
各々の理由について、詳細を解説していきます。
理由1 X (Twitter)運用の改善に役立つため
エンゲージメントの状況を分析することで、X (Twitter)運用の改善に役立てることができます。
例えば、エンゲージメント率が高かったポストの内容を把握しておけば、よりユーザーの反応が得られやすいポストを作成することができるでしょう。
同様に、投稿の時間帯やハッシュタグといった要素にも注目して、エンゲージメント率を高める工夫を続けていけば、X (Twitter)運用の改善に役立てることができます。
理由2 インプレッションの増加に繋がるため
X (Twitter)で情報発信を行う際には、「どのようして多くのユーザーにポスト内容を届けるか」が一つの鍵になります。
つまり、表示回数を表す「インプレッション」を増加させる必要があります。
そして、インプレッションを増加させるには、エンゲージメント率を高めることが近道になるのです。
なぜなら、X (Twitter)はエンゲージメント率が高い投稿が、優先的に上位に表示される仕組みになっているためです。
エンゲージメントは、より多くのユーザーに情報を届け、インプレッションを高めるための重要な指標となっているのです。
理由3 ユーザー分析に役立つため
X (Twitter)のエンゲージメントに注目することで、ユーザーの分析にも役立ちます。
エンゲージメント率が高いポストの内容は、ユーザーの興味や関心が高かった証拠であるためです。
特に、企業のマーケティング戦略においては、ターゲット顧客の興味関心を把握することは非常に重要なポイントです。
エンゲージメントの数値から、ユーザーの人物像や趣味嗜好などを想定し、X (Twitter)の運用に役立てていきましょう。
エンゲージメント向上に分析が不可欠な理由
X(旧Twitter)におけるエンゲージメントの向上は、単に質の高いコンテンツを投稿するだけでは達成できません。
効果的な分析を行うことで、ユーザーの行動や反応を深く理解し、戦略的な改善を図ることが可能になります。
以下では、エンゲージメント向上において分析が不可欠な理由について詳しく解説します。
ユーザーの関心やニーズを理解できるため
分析を通じて、ユーザーがどのようなコンテンツに興味を持ち、どのようなニーズを持っているかを把握できます。
例えば、特定のテーマに対する反応が高い場合、その分野に関連するコンテンツを増やすことで、ユーザーの関心をさらに引き付けることが可能です。
ユーザーの嗜好や行動パターンを理解することで、よりパーソナライズされた投稿が実現し、エンゲージメントの向上につながります。
テスト結果や検証データを数値で確認できるため
A/Bテストや各種キャンペーンの効果を数値で確認することで、どの施策が有効であったかを明確に評価できます。
具体的なデータに基づいて成功要因や改善点を特定できるため、次回以降の戦略に活かせることが利点です。
数値化された結果は客観的な判断材料となり、感覚に頼らない精度の高い改善が可能となります。
ユーザーにマッチした投稿内容にできるため
分析結果を基に、ユーザーの興味や行動に合わせた投稿内容を作成することができます。
例えば、特定の時間帯にエンゲージメントが高いことが分かれば、その時間に合わせて投稿をスケジュールすることが効果的です。
また、ユーザーが好むコンテンツの形式(テキスト、画像、動画など)を把握することで、より適切な形式で情報を提供し、ユーザーとの関係性を強化することができます。
リソースの活用効率を高められるため
効果的な分析により、どの施策が最も効果的であるかを把握できるため、リソース(時間や予算)を効率的に配分することが可能です。
無駄な試行錯誤を減らし、確実に成果を上げるための活動に集中できます。
結果として、マーケティング活動全体の効率が向上し、より高いROI(投資対効果)の実現が可能です。
X (Twitter)エンゲージメントの分析方法
X (Twitter)エンゲージメントの確認方法や重要性を理解したところで、具体的な分析方法を解説していきます。
自社のX (Twitter)のエンゲージメントの状況に照らし合わせて、ぜひ運用の改善に役立ててください。
ポスト内容の種類ごとに分析する
最も効果のある分析が、ポスト内容の種類ごとに分析する方法です。ポスト内容の種類とは、以下のような分類です。
・文字だけのポスト
・画像や動画を付けたポスト
・リンク(URL)を付けたポスト
例えば、飲食店が新商品の写真(画像)や動画を付けて投稿すれば、ユーザーの目を惹きつけることができます。
そのため、一般的には文字だけの投稿よりも、エンゲージメントが高くなる傾向があります。
このように、ポスト内容の種類ごとにエンゲージメントの数値を確認して、どのような種類のポストが適しているのかを判断しましょう。
ポスト内容のカテゴリーごとに分析する
また、ポスト内容をカテゴリーごとに分けて分析するのも、非常に効果的です。
ポスト内容のカテゴリーとは、以下のような分け方です。
・商品やサービスを案内するポスト
・最新情報やトレンドを発信するポスト
・ノウハウを伝えるポスト
もし、特定のカテゴリーにポストが偏っていたら、別のカテゴリーでも投稿をしてエンゲージメント率を比較するだけでも、X (Twitter)投稿の改善に繋がります。
自社のターゲットとなるユーザーが、どのようなカテゴリーの情報を求めているのかを分析することができます。
ポストのタイミングで分析する
ポストを投稿するタイミングという観点で分析することも、改善のヒントを掴む大きな手助けになります。
例えば、BtoBビジネスの事業であれば、通勤や昼休みの時間帯に合わせて投稿することで、閲覧するユーザーが増加することが期待できます。
他にも、「学生の放課後」「土日の休日」「早朝・深夜帯」というようなタイミングで区分して、分析することもできるでしょう。
時間帯ごとのエンゲージメントの数値を分析して、自社にあったポストのタイミングを見つけてみましょう。
エンゲージメント率が低下する原因と対策
X(旧Twitter)におけるエンゲージメント率の低下は、アカウントの成長やブランドの認知度向上にとって大きな障害です。
エンゲージメント率が下がる原因を正確に把握し、適切な対策を講じることで、再びユーザーとの関係を強化し、効果的なコミュニケーションを実現できます。
以下では、エンゲージメント率が低下する主な原因とその対策について詳しく解説します。
ポスト内容がターゲットと一致しない場合
ポスト内容がターゲットオーディエンスの興味やニーズと一致しない場合、ユーザーの関心を引くことが難しくなり、エンゲージメント率が低下します。
例えば、若年層をターゲットにしているにもかかわらず、内容がビジネス寄りであったり、専門的すぎたりすると、反応が薄くなります。
対策は以下です。
項目 | 内容 |
オーディエンス分析の実施 | フォロワーの年齢、性別などを把握し、ターゲットに合わせたコンテンツを作成します。 |
フィードバックの活用 | ユーザーからの反応やコメントを分析し、どのような内容が好まれているかを把握します。 |
コンテンツの多様化 | テキスト、画像、動画など、さまざまな形式のコンテンツを試し、ターゲットに最適なものを見つけます。 |
投稿頻度が不十分な場合
投稿頻度が低いと、フォロワーのタイムラインに表示される機会が減少し、エンゲージメントの機会も失われます。
適切な頻度での投稿は、ユーザーの関心を維持し、ブランドの存在感を高めるために重要です。
項目 | 内容 |
投稿スケジュールの設定 | 定期的な投稿スケジュールを作成し、一貫性を持ってコンテンツを提供します。 |
コンテンツカレンダーの活用 | 季節イベントやキャンペーンに合わせた投稿計画を立て、タイムリーなコンテンツを提供します。 |
投稿予約機能の活用 | X (Twitter) には、投稿予約ができる機能が備わっています。事前に準備をし、忙しい時期でも継続的な投稿を維持します。 |
なお、投稿予約に関する記事は以下にて詳しく解説しています。
アルゴリズム変更による影響
Xのアルゴリズムは定期的に更新され、ユーザーのフィードバックやエンゲージメントデータに基づいてコンテンツの表示順序が変わることがあります。
アルゴリズムの変更により、これまで効果的だった戦略が急に通用しなくなる場合もあり、エンゲージメント率の低下を招くことがあります。
Xのアルゴリズムについて、最新情報をキャッチアップするとともに、コンテンツ戦略を柔軟に調整することが必要です。
X (Twitter)エンゲージメントを高める施策
X (Twitter)の運用において「エンゲージメント」という指標が、いかに重要であるかを理解できたのではないでしょうか。
ここからはX (Twitter)のエンゲージメントを高めるための、具体的な方法を紹介していきます。
定期的に投稿する
X (Twitter)の投稿は、定期的に行うことが大切です。可能であれば、一日に複数回のポストが望ましいです。
X (Twitter)のユーザーは、タイムラインに流れてくる数多くのポストを目にします。
そのため、ポスト回数が少ないと、ユーザーの印象に残りにくくなります。
リアルタイム性を意識して投稿を行う
Xでは、タイムリーな投稿がエンゲージメント向上に大きく貢献します。
特にイベントやトレンドに関連した内容をリアルタイムで発信することが重要です。
ホットな話題に乗っかることで、ユーザーの関心を引きつけやすくなり、エンゲージメントを促進できます。
ハッシュタグの活用
ハッシュタグを積極的に活用することで、エンゲージメント率の向上が期待できます。
通常のタイムラインに流れるだけではなく、ハッシュタグ検索をしたユーザーに対しても、アプローチできるためです。
つまり、表示回数であるインプレッションの増加が期待できるのです。
ポスト内容と関連性の高いハッシュタグや、自社のターゲット顧客へアプローチできそうなハッシュタグを見つけて、積極的に活用しましょう。
質問を投げかける
ユーザーに質問を投げかける内容のポストも、エンゲージメントの増加に繋がります。
特に、X (Twitter)の「投票機能」を使って、ユーザーの興味関心の高いトピックについて質問を投稿することは、高い効果が期待できます。
投票の結果を知りたいユーザーが参加してくれるため、エンゲージメント率が高まる可能性があります。
画質の良い画像を投稿する
ポストに含める画像は、質の良い画像にすることを意識しましょう。
見た目にも綺麗な画像は、それだけでもユーザーも目を惹きつけられるため、エンゲージメントの増加が期待できます。
例えば、画像ファイルのサイズが多きすぎると、画像がぼやけてしまうこともあります。
なお、X (Twitter)公式サイトによると、推奨の画像サイズは以下のとおりです。
アスペクト比が1:1の場合は1200 x 1200ピクセル、1.91:1の場合は1200 x 628ピクセル
引用元:X (Twitter)公式サイト 「X (Twitter)の画像ですべきことと避けるべきこと」
GIFや動画を投稿する
GIF画像や動画を投稿することは、X (Twitter)の情報発信において効果的です。
文字だけのポストよりも、動きのある動画は目にとまりやすく、エンゲージメントの増加が期待できるためです。
自社のターゲットとなる顧客の関心が高いと思われる動画を作成して、積極的にポストしていきましょう。
フォロワーとのコミュニケーションを図る
フォロワーやユーザーとは、積極的にコミュニケーションを取りましょう。
距離が縮まることで、エンゲージメントの増加が見込めるためです。
例えば、返信(コメント)をくれたフォロワーには、コメントを返すことを推奨いたします。
ユーザー参加型コンテンツの作成
ユーザーが自分自身を表現できるコンテンツを提供することで、フォロワーとのエンゲージメントが高まります。
例えば、投票・質問・コンテスト・チャレンジなどです。
このようなコンテンツはリポストやコメントを引き出し、エンゲージメント向上につながります。
インフルエンサーやブランドとのコラボレーション
インフルエンサーや他のブランドとコラボレーションすることで、リーチが拡大し、エンゲージメント増加が期待できます。
信頼性の高いインフルエンサーと共に投稿することで、フォロワーが興味を持ちやすくなり、新たなオーディエンスを獲得するチャンスも広がります。
リポストを促す
ポスト内で直接、ユーザーにリポストを促すことも、エンゲージメント増加の効果が期待できます。
しかし、単にユーザーにお願いしても、リポストしてくれる可能性は低いです。そのため、例えば「〇〇と思う方はリポスト、〇〇と思う方はいいね」など、自然な形でエンゲージメントを促す工夫をしましょう。
このような工夫で、リポストをしてくれる可能性が高まり、より多くのエンゲージメントを見込めます。
さらにX (Twitter)エンゲージメントを高める施策
ここでは、企業として実施できる施策をポストして、さらに高いエンゲージメントを狙う方法について解説していきます。
キャンペーンを実施する
キャンペーンを実施を実施することも、エンゲージメントの向上に繋がります。
例えば、「フォロー&リポスト」形式のプレゼント・キャンペーンを実施すると、ユーザーの参加のハードルが低いため、拡散やエンゲージメントが期待できます。
ターゲット顧客が欲しがるような企画やプレゼントを用意して、積極的にキャンペーンを実施しましょう。
中でも、即時で抽選結果が届くインスタントウィンキャンペーンは、拡散やエンゲージメント向上に大きく貢献します。
すぐに結果が届くため、ユーザーの参加意欲が向上し、参加者増加につながるためです。
弊社では、インスタントウィンキャンペーンを実施できるツールを提供しています。
施策の目的に合わせた、様々なキャンペーン手法に対応しておりますので、ご興味をお持ちの方は以下より詳細をご覧ください。
カンバセーションボタンキャンペーンの実施
カンバセーションボタンを利用したキャンペーンの実施も、エンゲージメントの増加が期待できる施策です。
カンバセーションボタンとは、ハッシュタグ付きのコールトゥアクション(CTA)ボタンを作成できる機能です。
一つの広告に4つまでボタンを設定できるため、クイズやアンケート形式のポストを実施する際に便利な機能です。
例えば、下記のポストのようにアンケートが手軽に実施できます。
なお、カンバセーションボタンは、X (Twitter)のデフォルト機能としては終了しております。
弊社が提供するX (Twitter)キャンペーンツール「Shuttlerock BBF」を利用すれば、カンバセーションボタンの機能を利用することができます。
マイレージキャンペーンの実施
マイレージキャンペーンとは、ユーザーが取ったアクションにより、ポイントが溜まる仕組みです。
獲得したポイント数に応じて、ユーザーは希望する商品を貰えたり、懸賞に応募できたりします。
ユーザーはポイントを貯めるために、「いいね」やリポストといったアクションをするモチベーションが高まります。その結果、エンゲージメントが高まるのです。
なお、マイレージキャンペーンは、X (Twitter)のデフォルト機能ではなく、弊社が提供する「マイレージキャンペーンツール」で提供している機能です。
マイレージキャンペーンツールは、以下のページで詳細を解説しておりますので、ご確認ください。
ここでは、X (Twitter)のエンゲージメントについて解説してきました。
まとめ
エンゲージメントの数値を高めることで、自社のポストをより多くのユーザーへ届けることができます。
そのため、マーケティングを目的として運用する場合、エンゲージメントは非常に重要な指標となります。
ここで解説したエンゲージメントを高める施策や分析方法を実践して、ぜひ自社のX (Twitter)マーケティングに役立ててください。