SNS運用
初心者必見!Twitterの企業アカウントの作成方法6ステップ

Twitterで企業アカウントを作成するにはどうすれば良いのだろう。企業のTwitter担当に任命された方は、まず何から始めたらいいのか悩まれる方も多いのではないでしょうか?
企業の商品やサービスをもっと知ってもらいたい、ファンを増やしたいと思ったらSNSを活用しない手はありません。特にTwitterは、初心者でもビジネス用のアカウントを作るのが簡単で、若いユーザーを中心に認知拡大を狙いやすいSNSです。
今回は、初めてTwitterアカウントを作る初心者の方にもわかりやすく、6つのステップに沿って作成方法をご紹介していきます。
またTwitterは運用方法を間違えると、結果が出ない場合や炎上してしまう可能性もあるため気を付けるべき点がいくつかあります。Twitterのビジネスアカウントを最大限に活用できるよう、注意点や心得もあわせて解説していきます。
Twitterの企業アカウントとは
Twitterの企業アカウントとは、企業が自社の商品やサービスの宣伝などを目的として作るアカウントのことです。Instagramなどでは、個人アカウントとビジネスアカウントがシステム上区別されていますが、Twitterではそれらの区別がありません。そのため、細かいルールを意識することなく作成できます。
また、Twitterのアカウントは1人1つしか作成できないなどのルールもないため、商品やブランドごとに分けて運用することも可能です。ただ、あまり短い期間で繰り返し作り直してしまうと、不正だと捉えられてしまう可能性もあるため気を付けましょう。
Twitter企業アカウントの作成方法
ここからはTwitterでどのように企業のアカウントを作成していけば良いのか、6ステップに分けて詳しく解説していきます。
1. 競合・人気アカウントをリサーチする
まずは、漠然と自社の公式アカウントを作るよりも、ほかの人気の企業アカウントや競合企業のアカウントをリサーチしましょう。具体的にどんなアカウントにしたいのか、イメージを膨らませることが大切です。
投稿されているツイート内容だけでなく、ユーザーとどのように交流をしているのか、ファンを増やす工夫はどこにあるのかに注目して分析しましょう。しっかりと有益な発信をしつつも、ユーザーとの距離が近い企業アカウントは人気になりやすい傾向にあります。
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2. アカウントの目的を決める
次に、Twitterアカウントの目的を決めましょう。アカウントを作る前に、Twitterを通して何を実現したいのかを定めることが重要です。
目的の例としては、下記のようなものがあります。
・自社商品・サービスの認知度アップによる見込み客の獲得
・自社のブランドイメージの向上・定着
・自社ウェブサイトへの流入数の増加
・自社商品・サービスの利用者との関係性構築(ファン化)
目的が決まっていないと方向性がブレてしまい、中途半端なツイートでフォロワーやファンが増えない結果になりかねません。目的が決まれば、ツイート内容やトーン&マナー、ユーザーとの絡み方などを具体的に決められるようになります。
3. 大まかな運用プランを決める
3つめのステップは、運用プランを決めることです。Twitterをどのように運用していくのか、直近1〜3ヶ月の大まかな道筋を立てていきます。
具体的には、ツイートの更新頻度とアカウントの運用体制を決めましょう。更新はどのくらいの頻度で行い、誰が中心となってTwitterを運用していくのか決定します。運用プランについては、運用していくなかで次第に変わっていくものです。詳細に決めすぎず、大枠だけ決めて動き出しましょう。
4. アカウントの初期設定を行う
いよいよ実際に企業アカウントの作成を行います。Twitterアカウントを作ったことがない人は不安に感じてしまうかもしれませんが、初期設定は簡単なので安心してください。
ユーザー名
ユーザー名は、まだ誰にも使用されていないオリジナルのものを設定する必要があります。@から始まる英数字で表示され、ユーザーにも見られる箇所ですので、自社のアカウントだとわかりやすいユーザー名にしましょう。
英数字とアンダーバーのみ使用可能で、15文字以内と決められています。ちなみに、一度設定した後に変更することも可能です。
表示名
ここもユーザーの目につく部分ですので、すぐに企業だというのがわかるものを利用しましょう。企業のアカウントですので、無難に企業名がおすすめです。
メールアドレス・パスワード
Twitterから大事なお知らせなども来るので、よく確認するメールアドレスを設定しておくと良いでしょう。Twitter社からのメールを受信できるように、もし拒否設定などをしている方は設定を見直しましょう。
パスワードは、簡単に推測できるものは不正利用につながってしまうリスクがあるので、予想しづらく複雑なものにしてください。
5. プロフィールを充実させる
企業のTwitterアカウントでは、プロフィールの設定がとても重要です。ひと目でどんな企業のアカウントかが分かるように、プロフィールの欄は充実させておきましょう。プロフィールが明快でない場合、ユーザーが興味を持ってフォローする可能性も少なくなります。
プロフィール欄は入力できることが限られているため、自社のウェブサイトURLは必ず載せましょう。興味を持ってくれたユーザーがいた場合、ウェブサイトへアクセスしてくれるようになります。
■ 参考記事
Twitter公式:「ビジネスで利用するTwitterプロフィールの作成」
紹介文
文字数が上限160文字と限られているため、端的に自社を知ってもらえるような文章を載せましょう。フォローしてくれた場合のメリットも一緒に紹介すると、魅力を感じてもらいやすくなります。例えば、Twitter限定での割引や最新のキャンペーン情報を発信していることなどを紹介文に記載し、フォロー率を高める工夫をしましょう。
アイコン
Twitterのプロフィールとして出てくる丸い画像がアイコンになります。ここは、Twitterユーザーの目に留まりやすい箇所なので、企業アカウントだとわかるようにロゴを設定するのがおすすめです。企業にオリジナルのキャラクターがいる場合は、キャラクターを押し出すのも良いでしょう。
ヘッダー画像
ヘッダー画像とは、Twitter画面の最上部に出てくる横長の画像です。アイコンよりも大きな画像を設定できます。ヘッダー画像では、そのとき宣伝したい期間限定の商品などを上手にアピールしましょう。季節限定のキャンペーンや近々発表になるような事柄など、上手に活用してユーザーに見てもらいましょう。
6. 初めてのツイートをする
ここまでアカウント設定ができたら、いよいよ初めてのツイートを投稿します。最初の頃はフォロワーが少ない状態なので、他のユーザーの投稿にいいねするなど、積極的に交流していきましょう。
徐々にフォロワーが増えてきたら、Twitterキャンペーンなどを活用してリツイートやフォローを増やせるようさらに工夫するのがポイントです。
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たったこれだけ!Twitterの企業アカウント運用4つのコツ
企業アカウント作成時の心得
Twitterのアカウントを晴れて作ることができても、そこで急にフォロワーが増えて成功するわけではありません。作った後にはしっかりと運用する必要があります。こちらでいくつか、心得を紹介していきます。
長期視点で育てる
企業の中でも新たな戦略としてTwitterを使用するため、早く結果が欲しいと感じている方も多いでしょう。
しかし、始めたばかりで一気に皆に拡散されて人気が出ることはなく、地道に知ってもらいながら、徐々にファンになってもらう努力が必要です。ユーザーに喜んでもらえるツイートを継続していくうちにフォロワーが増えて信頼され、ファンも多くなっていきます。
最初は心が折れてしまいそうになりますが、Twitterは長期戦だと思って少しずつ努力していきましょう。
アナリティクスで分析を繰り返す
客観的にどのツイートが良かったのか、ユーザーは何に興味を示しているのかなど、データから分析する必要があります。自分だけで考えていても、ユーザー視点になっていないと結果が出ません。
Twitterアナリティクスという公式の分析ツールを使えば、フォロワーの反応がどうなっているか分析できます。ビジネスで使用するアカウントの場合は、必ずアナリティクスで分析するようにしましょう。
Twitter運用の注意点
Twitterは、企業や商品に興味を持ってもらうきっかけ作りや多くのフォロワーに宣伝ができるなど、メリットも多くあります。
しかし一方で、運用をするにあたって、常に細心の注意を払う必要もあります。気を抜いてアカウント運用を行うと、大きな失敗を招いてしまうこともあります。ここからは、どんなことに気を付ければ良いかポイントをご紹介します。
炎上を回避する
気軽な感覚でツイートができてしまいますが、実際に炎上を経験する企業も珍しくありません。政治や宗教・マイノリティに対しての偏見などの投稿をしてしまうと、またたく間に拡散されて炎上します。
1人の感覚だけでツイートしてしまうと炎上のリスクがあるため、きわどい投稿に関しては何人かで見直しや確認をしてからツイートするようにしましょう。
統一感を出す
ツイートやプロフィールにおけるトーンに統一感を出すようにしましょう。特に複数人で運用している場合、本当に同じアカウントなのかというくらい、ツイートの雰囲気がバラバラな場合があります。
かわいらしく絵文字を多く使用したいのであれば、どのツイートでも必ず絵文字を使うようにしましょう。一貫性があるとユーザーも安心感を持ち、信頼できる企業アカウントだと感じます。硬いトーンでいくのか柔らかいキャラクターでいくのかは、アカウント運用の目的や自社のターゲット顧客に応じて設定するのが良いです。
アカウントを間違えない
プライベートのツイートを企業アカウントで投稿してしまわないよう、注意しましょう。企業アカウントでは発言してはいけないような内容の場合、大惨事になりかねません。
デバイスを使い分ける、ツイート前にアカウントを確認するなど、間違えない工夫をするようにしましょう。
まとめ
Twitterの企業アカウントの作成方法6ステップについて紹介しましたが、いかがでしたか?
自社商品やサービスの認知度を上げたいとき、Twitterは大きな味方になってくれます。一方で、利用の仕方を間違えるとマイナスの効果を生む場合もあります。無事に企業アカウントを作れたら、まずは有益かつユーザーに喜んでもらえるようなツイートをし、フォロワーとの交流も積極的に行うことが大切です。
Twitterは長期戦であることを心得て、人気の公式アカウントを目指しましょう!