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X (Twitter) のポストには、予約投稿の機能があるのをご存知でしょうか。X (Twitter) をマーケティングに活用している企業には、非常にお勧めの機能です。
予約投稿の機能を上手に活用することで、X (Twitter) の運用が効率化できたり、プロモーション活動に活かせたりできるためです。
ここでは、X (Twitter) の予約投稿の使い方や注意点、活用するメリットなどについて解説していきます。
目次
X (Twitter) の予約投稿の機能とは?
X (Twitter) の予約投稿の機能とは、ポストを投稿する日時を予約して、指定の時間に自動で投稿できる機能です。
通常、X (Twitter) の投稿は「ポストする」のボタンを押したタイミングで投稿されます。しかし、予約投稿の機能を利用すれば、投稿したい時間に操作をしなくても、ポストできるのです。
例えば、X (Twitter) が頻繁に利用される時間帯にポストを投稿したい場合に、自身が操作できなくても予約投稿をセットしておけば、自動で投稿されるので便利です。
そして、この予約投稿の機能を上手に活用すれば、X (Twitter) の運用やマーケティングに役立てることができるのです。
X (Twitter) 予約投稿の基本的な手順・使い方
ここでは、予約投稿の基本的な使い方を解説していきます。
主に、以下の3点を覚えれば、予約投稿の機能を活用できるようになります。
1.予約投稿の設定方法
2.予約投稿の確認と編集方法
3.予約投稿の削除方法
それぞれの操作方法を、画像と共に説明していきます。
予約投稿の設定方法
予約投稿を設定するには、まず通常のポストをする画面を開きます。
次に、左下にあるアイコンのうち、右から2番めにある「予約設定」のアイコンをクリックします。
「予約設定」の画面に推移しますので、予約で投稿したい日付を入力します。
「日付」の右側にあるカレンダーのアイコンをクリックすると、下記の画像のようにカレンダーが表示されます。
このカレンダーから選択して、日付を指定することもできます。
同様に、投稿したい時刻も入力します。
「日付」「時刻」ともに入力が終わったら、右上にある「更新」ボタンをクリックします。
そうすると、通常のポスト入力画面に移動します。このとき、下記の画像のように、設定した予約日時が表示されます。
次に、通常どおりポストの本文を入力します。本文の入力が完了したら、右下にある「予約設定」ボタンをクリックします。
以上で、予約投稿の設定は完了です。
予約投稿の確認と編集方法
一度、設定した予約投稿のポストを確認する方法や編集方法について説明していきます。
予約投稿が設定されている場合、ポストの投稿画面を開いて「予約設定」のアイコンをクリックすると、左下に「予約投稿ポスト」ボタンが表示されます。
この「予約投稿ポスト」ボタンをクリックすると、下記の画像のように、設定された予約ポストが「下書き」として表示されます。
内容を確認したいポストをクリックすれば、ポストの入力画面に移動しますので、内容を確認することが可能です。
また、通常の入力画面ですので、編集が必要であれば、入力内容を編集できます。
内容の確認や編集が完了したら、右下に表示される「予約設定」ボタンをクリックして終了です。
予約投稿の削除方法
先程と同様に、予約をセットした状態で「予約設定」アイコンをクリックして、左下にある「予約投稿ポスト」ボタンをクリックします。
設定された予約ツポストが「下書き」として表示されます。
右上にある「編集」ボタンをクリックすると、下記の画像のように、ポストにチェックを入れられる状態になります。
削除したいポストにチェックを入れたら、右下に表示される「削除」ボタンをクリックします。
以上で、予約投稿の削除は完了です。
企業が予約投稿を活用する5つのメリット
企業が予約投稿の機能を活用した場合のメリットとして、以下の5つを挙げることができます。
2.リスク対策が可能になる
3.プロモーションに役立つ
4.エンゲージメント数の向上に役立つ
5.アクティブな運用が可能になる
それぞれの詳細について解説していきます。
1.運用の効率化
X (Twitter) の予約投稿の機能は、上手に活用することで、運用を大幅に効率化してくれます。
ポストの予約をしておけば、運用担当者は投稿時間まで待つ必要がありません。そのため、勤務時間外や休日に投稿することも可能です。
また、複数のポストを予約できますので、時間に余裕があるときにポストを作成することができます。
投稿の時間帯に幅が広がり、なおかつ運用担当者の負担を軽減してくれるのです。
予約投稿の機能を活用して、X (Twitter) の運用を効率化させよう
2.リスク対策が可能になる
予約されたポストは、投稿されるまで他の担当者も内容を確認することができます。
そのため、複数人による内容のチェックが実施でき、誤字脱字や相応しくない表現による投稿の防止策にもなります。
例えば、企業のアカウントで不適切な内容のポストがあった場合、炎上に発展する可能性もあります。複数人でのチェックを実施して、このようなリスクへの対策を実施しましょう。
なお、企業がSNSで炎上になる原因や防止策、企業事例などに関しては、以下の記事で解説しておりますので、ご確認ください。
企業SNSの炎上の原因と事例、企業が取るべき対処法と防止策を解説
3.プロモーションに役立つ
X (Twitter) の予約投稿は、企業のプロモーション活動にも役立ちます。
例えば、キャンペーンが開始する日時に予約をセットしておけば、開始と同時にフォロワーに告知することが可能です。
同様に、「キャンペーン終了まで残り3日」というようなポストもセットしておけば、キャンペーンの促進に繋がるでしょう。
なお、X (Twitter) で実施するキャンペーンは、プロモーションの効果が高いため、積極的に実施するべきといえます。
弊社のX (Twitter) キャンペーンツール「Shuttlerock BBF」を利用すれば、様々なキャンペーンを簡単に実施することが可能です。なお、キャンペーンツール「Shuttlerock BBF」の詳細については、最新のX(Twitter)に関する情報も含めてご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
4.エンゲージメント数の向上に役立つ
予約投稿したポストをX (Twitter) アナリティクスで分析を行い、エンゲージメント数の改善に役立てることも可能です。
例えば、複数の時間帯でポストして、エンゲージメントの状況を比較すれば、最適な投稿の時間を知ることができます。
ターゲットユーザーが、どの時間帯にX (Twitter) を利用する頻度が高いのかが分析できれば、その時間帯にポストしましょう。
閲覧される回数が増えることが期待できるため、エンゲージメント数の向上に繋がります。
なお、X (Twitter) アナリティクスの使い方や分析方法に関しては、以下の記事で詳細を解説しておりますので、ご確認ください。
【2024最新】X (Twitter) アナリティクスの基本!見方や分析・活用方法を解説
5.アクティブな運用が可能になる
定期的にポストが投稿されているアクティブなX (Twitter) アカウントは、アカウント自体の評価が高まり、おすすめタイムラインに表示されやすくなります。
そのため、アクティブにX (Twitter) を運用することは、情報の拡散に繋がるのです。
予約投稿の機能を活用すれば、「ポストを忘れていた」というような状況を回避できるでしょう。
企業が予約投稿を活用する3つのデメリットと対策
X(Twitter)の予約投稿は、効率的な運用に役立つ一方で、いくつかのデメリットが存在します。代表的な課題と具体的な対策を紹介します。
ユーザーとのコミュニケーションを追いにくくなる
予約投稿を多用すると、リアルタイムでのユーザー反応に対応しにくくなる場合があります。
通常の投稿では投稿した直後でもユーザーの反応を確認できます。
一方で予約投稿を用いる場合、確認するレギュレーションを設けていないとポストを放置しがちです。
そのため話題になった場合、その場で適切な返信を行えず、エンゲージメントの低下を招く可能性があります。
デメリットを防ぐために、以下の対策を設けましょう。
・リアルタイムで確認するレギュレーションを整備しましょう。
担当者が確認できない場合は、チームメンバーが補完することが必要です。
・チームメンバー間で役割分担を決め、投稿後の反応を即座にキャッチアップできる仕組みを構築しましょう。
リアルタイム性がなくなる
X(旧・Twitter)の大きな魅力の一つは「リアルタイム性」です。トレンドが重要視されています。
点、予約投稿に頼りすぎると、トレンドや急な話題に即応できず、情報発信が時代遅れになるリスクがあります。
こうしたデメリットを防ぐために、以下の対策を設けましょう。
・予約投稿はあくまで「基本的な運用」としつつ、
トレンドや急なニュースに応じて即時投稿も行える柔軟な体制を作りましょう。
・予約投稿当日のトレンドを監視し、必要に応じて内容を変えましょう。
スケジュール設定のミスが起きやすくなる
予約投稿の場合は、スケジュール設定のタスクが一つ挟まるため、ヒューマンエラーのリスクが高まります。
投稿の日時を間違えると、不要な時間帯に投稿され「効果が得られない」「炎上してしまう」などの問題が起きる可能性もあります。
こうしたデメリットを回避するために、以下の対策を行いましょう。
・投稿スケジュールを複数人で確認する仕組みを導入しましょう。
・投稿予定の内容を定期的に見直し、重要なスケジュールと整合性を保ちましょう。
・スケジュール管理ツールやカレンダーアプリを活用し、事前確認を徹底しましょう。
X (Twitter) 予約投稿の機能的な制限
ここでは、X (Twitter) の予約投稿をする際の注意点について解説していきます。
具体的には、以下の4つの注意点があります。
1.アプリからは設定できない
2.アンケート機能は利用できない
3.返信者の制限ができない
4.タグ付けやツリーの投稿ができない
それぞれの詳細を解説していきます。
1.アプリからは設定できない
スマートフォンやタブレット端末で利用できるX (Twitter) のアプリでは、予約投稿の機能は利用できません。
企業の運用担当者は、パソコンを利用するケースが多いと思いますが、念のため覚えておきましょう。
なお、スマートフォンのブラウザからX (Twitter) にログインすれば、予約投稿の機能を利用することが可能です。
2.アンケート機能は利用できない
X (Twitter) には、ポスト内で実施できるアンケート機能があります。
下記の画像のように、質問と回答の選択肢を作成して、簡単なアンケートを実施できる機能です。
しかし、予約投稿を実施する場合は、このアンケート機能は利用できませんので、注意しましょう。
なお、アンケート機能の使い方や活用事例に関しては、以下の記事で詳細を解説しておりますので、ご確認ください。
X (Twitter) アンケート機能の使い方、注意点や活用方法、企業事例を紹介!
3.返信者の制限はできない
ポストをする際に、そのポストに返信できるアカウントを指定することができます。
下記の画像のように、ポスト入力欄の「全員が返信できます」をクリックすると、アカウントの選択画面が表示されます。
ここから、返信できるアカウントを指定できるのです。
しかし、予約投稿を実施する場合は、この機能は利用できませんので注意しましょう。
4.タグ付けやツリーの投稿はできない
ポストに画像を付けて投稿する際に、特定のアカウントを紐付ける「タグ付け」の機能がありますが、予約投稿とあわせて利用することはできません。
また、一連のポストを繋げて表示できる「ツリー投稿」も、予約投稿の機能と併用することはできません。
このように、予約投稿におけるポストには、幾つかの制限が存在するので、注意が必要です。
X (Twitter) 予約投稿を最大限活用するためのコツ
X(旧Twitter)の予約投稿機能を効果的に活用するためには、事前の計画や工夫が欠かせません。
効果を最大化するための具体的なコツを紹介します。
最適な投稿時間を見つける
予約投稿の利点の一つは「ターゲットユーザーが最もアクティブな時間帯に投稿を設定できること」です。
しかし、その時間帯は業界やターゲット層によって異なります。そのため「分析」が重要になります。
まずは「曜日」「時間帯」で投稿時間を変えましょう。その後、ツールなどを駆使しながらターゲットが反応しやすい時間を探ることで、最適な投稿時間を見つけられます。
シーズンやイベントを予測する
予約投稿の計画には、シーズン性やイベントに合わせた内容を取り入れることが重要です。
これにより、ユーザーの関心を引きやすくなります。以下のコツを取り入れながら予測の精度を高めましょう。
・年間カレンダーを作成
業界や地域のイベント、祝日、季節のトレンドをリストアップしておきましょう。
・トレンド予測を活用
過去のデータをもとに、毎年注目されるテーマやイベントを予測し、予約投稿の内容に反映します。
・柔軟な調整を可能にする
突発的なニュースやトレンドに対応できるよう、スケジュールに余裕を持たせましょう。
ABテストを行う
X(旧・Twitter)を運用するなか、すぐに効果が出ることはほとんどないといってもいいでしょう。
最適なパターンを見つけることがカギになります。そのためにABテストが効果的です。
ABテストとは複数のパターンのクリエイティブ、文面などをためして、どの投稿がより高いエンゲージメントを得られるかをテストすることです。
ABテストのコツは以下です。
・異なる文言で比較
同じ内容でも表現を変えたバージョンを作成し、反応の違いを検証します。
・画像や動画を使ったテスト
テキストだけの投稿と画像付き投稿、動画投稿で結果を比較します。
・時間帯や曜日を変える
最適な時間を見つけるため、同じ内容を異なるタイミングで投稿します。
まとめ
ここでは、X (Twitter) の予約投稿の機能について設定方法や注意点、活用するメリットについて解説してきました。
予約投稿機能はX (Twitter) マーケティングを進めるうえで、非常に便利で役に立つ機能です。
自社の運用スタイルにあわせて活用することができれば、マーケティングに大きなプラスとなるでしょう。
ここで解説してきた活用のメリットや注意点を正しく理解して、ぜひ自社のX (Twitter) マーケティングに役立ててください。