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X (Twitter) で投稿に対する「いいね」が多いほど、エンゲージメントが高まり、マーケティングの効果は高まります。
そのため、企業の担当者は「いいね」の獲得を意識して、投稿文を作成しています。
ただ、ユーザーの「いいね」を増やすためには、そのためのコツや拡散の仕組みを理解することが重要です。
そこで、X (Twitter) の「いいね」を増やすための10のコツと、拡散の仕組みなどについて解説していきます。
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こんな方におすすめ
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欲しい情報
- X (Twitter) 運用を行っているが、なかなかいいねがつかないため、どのような点を抑えて運用をしたら良いか。
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本記事内容
- X (Twitter) 運用において、いいねを増やすコツや具体的な投稿案を紹介して運用の改善につながる情報をお届け。
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X (Twitter) で「いいね」を増やす10つのコツ
ここでは、「いいね」を増やすための10つのコツについて解説していきます。
具体的には、以下のポイントになります。
- キャンペーンを実施する
- 投稿のタイミングを工夫する
- 分析と効果測定の実施
- ハッシュタグを活用する
- プロに運用の相談をする
- 投稿の頻度と質を保つ
- 画像・動画を活用する
- ユーザーとコミュニケーションを取る
- トレンドに敏感に反応する
- 投稿内容の一貫性を保つ
それぞれの詳細を、解説していきます。
1.キャンペーンを実施する
キャンペーンの参加条件として「いいね」のアクションを指定できるため、キャンペーンを開催することは「いいね」の増加に直結します。
例えば、フォロー&いいねキャンペーンを実施すれば、「いいね」の獲得はもちろん、フォロワーの増加にも繋がります。
なお、弊社が提供するキャンペーンツール「Shuttlerock BBF」を利用すれば、フォロー&いいねキャンペーンを簡単に開催することが可能です。
さらに、プレゼントキャンペーンなどに役立つ抽選機能や、その場で抽選結果が分かるインスタントウィン機能なども備わっています。キャンペーンツール「Shuttlerock BBF」の詳細は、以下のページよりご確認ください。
2.投稿のタイミングを工夫する
X (Twitter) のユーザーには、「X (Twitter) を頻繁に利用する時間帯」が存在します。
例えば以下です。
朝:8時〜9時 | 通勤通学の時間帯 |
昼:12時~13時 | ランチや昼休憩の時間帯 |
夜:20時~22時 | 仕事や学校が終わって自宅でリラックスしている時間帯 |
そのため、この時間帯に合わせて投稿することで、より多くのユーザーの目に触れることになります。その結果、ユーザーの「いいね」の増加が期待できるのです。
3.分析と効果測定の実施
実際に「いいね」が多く集まった投稿を分析すれば、ユーザーに好まれる投稿内容が把握できます。
そのため、X (Twitter) アナリティクスを活用して、「いいね」をはじめとしたエンゲージメント数を分析して、効果測定を行いましょう。
なお、X (Twitter) アナリティクスの使い方、分析方法は以下のページで解説しております。
4.ハッシュタグを活用する
ハッシュタグを上手に活用することも、「いいね」を増やすためのポイントです。例えば、カンバセーションボタンを利用したキャンペーンの開催です。

上記のように、カンバセーションボタンを利用したアンケートを実施すれば、ユーザーの意見や感想などの「UGC」が集まりやすくなります。そのため、共感するユーザーが増え、「いいね」が集まりやすくなるのです。
ただ、「カンバセーションボタン」の機能は、現在のX (Twitter) では提供が終了しております。前述した弊社のキャンペーンツール「Shuttlerock BBF」であれば、APIを活用して引き続きカンバセーションボタンの機能を利用することができます。
カンバーセッションボタンの機能に関しては、こちらの記事にてご確認ください。
5.プロに運用の相談をする
効率的に「いいね」を集めて、マーケティング効果を高めるには、運用の知識や経験が必要になります。
そこで、X (Twitter) 運用の「プロフェッショナル」に相談するのも有効な手段です。
例えば、「いいね」が集まるキャンペーンの開催方法や、X (Twitter) 運用に関するアドバイスを受けることができるためです。
なお、弊社では「いいね」を増やすためのコツはもちろん、X (Twitter) 運用に関するオンライン相談会を無料で実施しております。こちらのページより、お申し込みが可能です。
6.投稿の頻度と質を保つ
「いいね」を増やすためには、投稿の“質”と“継続性”が非常に重要です。気が向いたときだけ投稿するのではなく、計画的かつ定期的に投稿を行うことで、ユーザーの目に留まる機会が自然と増えていきます。
例えば、毎月の初めに投稿スケジュールを立て、曜日や時間帯に応じて投稿内容を決めておくことで、無理なく安定した運用が可能になります。また、「投稿すること」自体が目的になってしまうとユーザーに響きません。「誰に、どんな価値を届けるか」を意識し、ユーザーにとって有益で共感される情報を継続的に届けましょう。
7.画像・動画を活用する
文字だけの投稿に比べ、画像や動画を添付した投稿はユーザーの反応率が高まる傾向にあります。特に、スクロール中のユーザーの目を引き、思わず指を止めさせるビジュアルは、「いいね」を獲得する大きな武器になります。
また、添付する画像や動画の形式も重要です。横長よりも正方形または縦長のクリエイティブを活用することで、フィード上での表示面積が広がり、投稿の印象が強まります。キャンペーンやお知らせなど、注目してほしい投稿には積極的に画像・動画を添付するようにしましょう。
8.ユーザーとコミュニケーションを取る
一方的な情報発信だけでは、ユーザーの「いいね」は得にくい傾向があります。大切なのは、ユーザーとの関係性を深めることです。
たとえば、商品やサービスについてユーザーがポストしてくれた内容に「いいね」や返信をしたり、引用リポストで取り上げたりすることで、ユーザーとの心理的距離が縮まります。「自分の投稿に反応してくれた」という体験はポジティブな印象を残し、以降の投稿にも反応してくれる“ファン”を増やすことにつながります。
9.トレンドに敏感に反応する
X (Twitter) はリアルタイム性に優れており、今話題のトピックに乗った投稿は、多くのユーザーに拡散されやすくなります。例えば、社会的な出来事、季節イベント、流行語、テレビ番組などに関連した投稿を行うことで、新たなユーザー層からの「いいね」やフォロー獲得のチャンスを生み出します。
X社が提供しているモーメントカレンダーを活用して、ビジネスの機会となり得るそのモーメントを逃さないように計画を立てることも大切です。関心の高いモーメントは、トレンドやハッシュタグ、キーワード検索からもリーチできますので、 話題となる可能性を持っていますので、活用してみてください。
マーケティングプランやキャンペーンアイデアの企画に使える「Xモーメントカレンダー」
ただし、トレンドに乗る際には注意も必要です。投稿内容が自社のブランドイメージや世界観と乖離してしまうと、逆にブランド価値を下げてしまう可能性があります。「このトピックは自社の文脈に合っているか?」をしっかりと確認したうえで活用しましょう。
なお、トレンド入りの仕組みについて以下の記事で詳しくご紹介しておりますので、合わせてご覧ください。
10.投稿内容の一貫性を保つ
「このアカウントは〇〇についての情報を発信している」とユーザーに認識してもらうことが、「いいね」やフォローを得る第一歩です。そのためには、投稿ジャンルに一貫性を持たせることが重要です。
ジャンルが毎回バラバラだと、フォロワーはどの情報を期待していいのか分からなくなり、投稿への反応率も下がってしまいます。一方で、「このアカウントを見れば、〇〇の最新情報がわかる」と思われることで、投稿が見られやすくなり、自然と「いいね」も増えていきます。
また、X (Twitter) では特定の分野での影響力が高いアカウントが、おすすめタイムラインに表示されやすい仕組みになっているため、一貫性ある発信はアルゴリズム面でも有利に働きます。
X (Twitter) の「いいね」とリポストの違い
最初に、X (Twitter) の「いいね」とリポストの違いについて解説していきます。主な相違点が、以下の3点です。
1. 実施する目的
2. アクションの操作
3.拡散される理由
それぞれの詳細を、解説していきます。
1. 実施する目的
「いいね」は投稿内容に対して、ユーザーが好意や同意、共感などを示すために行われるアクションです。
一方で、リポストは自分のフォロワーに情報を共有したい時に使われるアクションと言えます。
2. アクションの操作
「いいね」の操作方法は、ポストの下段に表示される「ハートマーク」をタップするだけで完了です。
リポストは、以下の「矢印のマーク」をタップするのみで完了します。

3.拡散される理由
自分自身が「いいね」をすると、自分のフォロワーに「〇〇が「いいね」しました」という表記でフォロワーのタイムラインに表示されることがあります。そのため、より多くの「いいね」が集まるほど、情報が拡散される可能性が高まります。
さらに、「いいね」を多くもらったポストは、「おすすめ」もしくは「For you」や「トレンド」に表示されやすくなります。

そのため、さらなる拡散が期待できるのです。
一方、リポストを行うと、自分のプロフィール画面に「リポスト済み」という表記で該当の投稿が表示され、同時にフォロワーへ情報が拡散されます。
この拡散力は「いいね」よりも強いため、より情報拡散を行いたい場合は、リポストを促す施策を行うと良いでしょう。
X (Twitter) の「いいね」により投稿が拡散される仕組みとメリット
ここからは、X (Twitter)の「いいね」が拡散される仕組みとメリットについて解説していきます。
X (Twitter) 「いいね」の拡散の仕組みとメリット
1. 「話題を検索」タブの上位表示
2. フォロワー外への投稿表示
3. 閲覧数の増加
それぞれの詳細を、解説していきます。
1. 「話題を検索」タブの上位表示
X (Twitter)の「いいね」数が多いポストは「話題を検索」というタブで表示される各項目に表示されやすくなります。

表示される各項目とは「おすすめ」「トレンド」「ニュース」「スポーツ」などの項目です。

これらの項目に表示されることで、さらにポストが拡散される仕組みです。
そして、表示される順番は「いいね」数が多いほど、上位に表示されるアルゴリズムになっています。
上位表示されるほど、さらに「いいね」を獲得できる大きなメリットがあるのです。
なお、「おすすめ」などのタイムラインに表示させる秘訣やアルゴリズムは、以下の記事で解説しておりますので、あわせてご確認ください。
2. フォロワー外への投稿表示

前述したとおり、自分のフォロワーが「いいね」をした投稿は、自分のタイムラインに流れてくることもあります。
この仕組みにより、フォロワー外のユーザーにも情報を届けられるといったメリットが得られるのです。
3. 閲覧数の増加
ユーザーの「いいね」の数が多い投稿ほど、閲覧数も増える傾向にあります。
例えば、数多くの「いいね」を集めて注目される投稿内容は、他のSNSやメディア記事などにも取り上げられることがあります。
そのため、他の媒体から「該当のポスト」にユーザーを呼び込めるため、閲覧数が増加するといった大きなメリットを得られるのです。
X (Twitter) で「いいね」を増やす効果的な投稿案
コツがわかったところで、具体的な投稿内容について、より粒度を細かくして解説します。
1. アンケート投稿
ユーザーに意見を募る「アンケート投稿」は、手軽に参加できるコンテンツとして反応を得やすく、「いいね」やリポスト、エンゲージメントの向上に効果的です。選択肢をタップするだけの簡単な操作で参加できるため、特に多忙なユーザー層にも届きやすいのが特徴です。
例えば、資生堂では「お肌の悩み」に関するアンケートを実施し、得られた結果をもとにユーザーの関心が高いテーマの商品紹介へとつなげています。このように、アンケートは「参加型のマーケティング手法」としても有効で、共感や話題性を生みやすくなります。
投稿時には、「回答してくれた方には結果を後日紹介」など、結果に興味を持たせる設計にすることで、さらなるエンゲージメントが見込めます。
2. ユーザー参加型投稿
「ユーザーが投稿に参加できる企画」は、自発的な発信を促すことで、拡散力と共感を生みやすく、結果的に「いいね」も多く集まりやすい手法です。キャンペーン形式にせずとも、参加型の仕掛けをつくることで、フォロワーの能動的な関与を引き出すことができます。
例えば、スポーツ配信サービス「DAZN」は、Jリーグの試合中に「#DAZNスーパープレー」のハッシュタグを使ってユーザーに“スーパープレー”を報告してもらう取り組みを実施。投稿された内容の中から、公式アカウントが実際の映像と共にピックアップ・発信することで、投稿主のモチベーション向上にもつながっています。
このような形式は「参加したくなる」「取り上げられたい」という感情を引き出すため、「いいね」だけでなく継続的な関心やファン化も期待できます。ハッシュタグ活用と組み合わせることで、さらに効果的です。
3. トレンドを活用した投稿
X (Twitter) は、リアルタイム性が高いプラットフォームであるため、今話題になっているトピックやハッシュタグに便乗した投稿は、多くの人の目に留まりやすく、「いいね」獲得にもつながります。
ただし、トレンドに乗る際は「自社のブランドイメージとの親和性」が重要です。無理に話題性だけを狙うと、投稿に違和感を持たれたり、ブランド毀損のリスクもあるため、自社らしい切り口での発信を意識しましょう。
「いいね」を増やす際の注意点と対策
「いいね」を増やすことはX (Twitter) 運用において重要なKPIのひとつですが、数字を追い求めるあまり、“やってはいけない方法”を取ってしまうと、アカウントの信頼性やブランドイメージを損なう恐れがあります。
ここでは、「むやみに“いいね”を増やそうとすること」にはどんなリスクがあるのかを明らかにしながら、正しい対策も一緒に紹介していきます。
1. 自社が投稿したい内容ばかりを投稿しない
企業アカウントがやりがちなミスの一つが、自社の伝えたい情報だけを一方的に投稿してしまうことです。たとえば、商品紹介やサービス説明ばかりが続くと、ユーザーにとっては宣伝色が強すぎて興味を持たれにくくなります。
大切なのは、ユーザーにとって価値のある情報になっているか?という視点を常に持つこと。投稿したら終わりではなく、定期的に振り返って「どんな投稿がユーザーに好まれているか」を確認しましょう。
投稿ごとの「いいね」数やエンゲージメント率を見て、共通点を分析することで、ユーザー視点の改善が可能になります。
2. ハッシュタグの乱用を避ける
関係のない人気ハッシュタグを投稿に付けて「多くの人の目に触れさせよう」とするのも、逆効果になりやすい行動です。たとえば、全く関係のない商品紹介に「#WBC」「#選挙」などのトレンドタグを無理に付けると、ユーザーからの信頼を失い、炎上のリスクすらあります。
ハッシュタグはあくまで、文脈や内容とマッチしたものを選ぶことが大前提です。自社独自のハッシュタグや、ユーザーと共有できるテーマでの活用をおすすめします。
なお、ハッシュタグの使い方については以下の記事で詳しくご紹介しています。
3. いいねを購入しない
一見手軽に見える「いいねの購入」ですが、これはX (Twitter) のポリシー違反に該当する可能性があり、アカウントの凍結やペナルティのリスクを伴います。さらに、購入によって得られた「いいね」はエンゲージメントの実態が伴わないため、ブランドの信頼性も損なわれかねません。
本来の目的は「実在のユーザーからの共感・興味を得ること」です。数字ではなく中身の伴ったエンゲージメントを積み重ねることが、長期的な成長と信頼獲得に繋がります。
まとめ
ここでは、X (Twitter) の「いいね」を増やすための10のコツを中心に、拡散される仕組みやメリットについて解説してきました。
X (Twitter) で拡散されるのはリポストだけでなく、いいねでも拡散されることがお分かりいただけたかと思います。
ただ、いいねだけでは拡散力は不十分で、リポストやコメントなども促す施策や運用が必要不可欠だと言えますので、普段の運用やキャンペーン施策の分析をしながらアカウントを育てていきましょう。